「脅威」と「驚異」の違いとは?分かりやすく解釈

「脅威」と「驚異」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、同音になる「脅威」「驚異」の違いを分かりやすく説明していきます。

「脅威」とは?

「脅威」とは?

「脅威」とは、強く恐怖になる対象、またはそれによって脅(おびや)かされる対象のことです。

「この新型ウイルスは、正に人類の脅威だ」のように使われ、それだけ恐怖となるものだと解釈してください。

そのような大きな対象だけでなく、「あの選手の存在は、我がチームにとって脅威だ」といったような使い方もでき、それだけすごい選手の為、警戒が必要だと表現しています。

「驚異」とは?

「驚異」とは?

「驚異」は、とても驚くほどという意味になります。

「彼の身体能力は驚異的だ」のように用いられる言葉で、誰もが驚くほどの身体能力をもっていると表現していると考えていいでしょう。

この「驚異的」という形で使われることが多く、ビジネスでも、「この売上げの伸び方は驚異的だ」のような使い方がよく見られます。

ですが、いい意味だけで使われる表現という訳でもなく、「株価が驚異的な下がり方をしている」などとも使われる言葉です。

「脅威」と「驚異」の違い

「脅威」と「驚異」の違い

「脅威」「驚異」の違いを、分かりやすく解説します。

「脅威」は、その存在が恐怖だという解釈になります。

使い方次第で、自分たちにとってそれだという意味から、人類全体のそれといったような大きな意味にもなる言葉です。

「驚異」は、非常の驚くべきことが対象になる言葉で、「驚異的」とした使い方が多いですが、「正に驚異の数字と言える」のように使うことができます。

そして、この例でも、どちらの意味で「驚異」なのかは言及していないように、それがいいことなのか、悪いことなのかは問わない表現です。

すごくいい意味で数字が伸びているのか、とても悪い方なのかはこの使い方だけでは分かりません。

まとめ

まとめ

「脅威」「驚異」は、このような言葉です。

「脅威」の方は、それに脅かされるという解釈にならないと用いることはありません。