この記事では、「賛同」と「賛成」の違いを分かりやすく説明していきます。
「賛同」とは?
「賛同」とは、その意見や提案に対し、その通りだと同意することです。
「賛同者が集まれば、この企画が通るかも知れない」のような使われ方になる言葉で、「賛同する」、「賛同を集める」といった形でよく用いられます。
反対の場合には、「賛同しかねる」などと使われ、同意できないといった意味になると考えていいでしょう。
「賛成」とは?
「賛成」は、それいいと同意することになります。
「その意見には賛成だ」、「賛成の人は挙手してください」といったように使われる言葉で、先に「賛同」と基本的な意味は一緒です。
こちらは、その「賛成の人」や「賛成意見」、「賛成できない」などという形で用いられ、意味としては「賛同」と変わりませんが、このように言葉としての使われ方が多少異なります。
「賛同」と「賛成」の違い
「賛同」と「賛成」の違いを、分かりやすく解説します。
これらの言葉は、意味自体は変わるものではありませんが、前述のように、使われ方が異なる点と、「賛同」の方は、少し使える場面が限られます。
「賛成」は、「それには賛成だよ」、「賛成するわ」のように気軽に使うことができますが、「賛同」は、「賛同だよ」や「賛同するわ」のような使い方はしません。
「賛同が集まった」、「賛同してくれる人が居ない」のような形になり、この「集まる」という使い方は、「賛同」ならではです。
まとめ
「賛同」と「賛成」は、このような言葉です。
辞書などを見ると、どちらも別の表現としてもう片方が挙げられているように、意味は同じだと思って構いません。
ただし、「賛成の人」と表現する場合に、「賛同」なら「賛同者」となり、「賛成意見」は、「賛同の声」のような形になるといった使われ方の違いがあります。
そして、「賛同」の方が多少堅い表現だという点も覚えておいてください。