「征伐」と「成敗」の違いとは?分かりやすく解釈

「征伐」と「成敗」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「征伐」「成敗」の違いを分かりやすく説明していきます。

「征伐」とは?

「征伐」とは?

「征伐」の意味と使い方について紹介します。

意味

「征伐」「せいばつ」と読み、「罪を犯した者や、反逆者などを攻め討つこと」という意味です。

使い方

「征伐」は、幕府や政府に対して反乱を起こした勢力を制圧したり、反社会的な集団に対して武力で懲罰を与えることを言います。

国を治めている側が、大義名分を掲げて敵対する勢力に対して武力で攻め討つ時に使われます。

道徳的な意味が込められている言葉ですが、中には一方的に異民族を攻撃することもあります。

最近では「征伐」は不当な手段であるとされ使われなくなり、「平定(へいてい)」と言い換えられています。

「成敗」とは?

「成敗」とは?

「成敗」の意味と使い方について紹介します。

意味

「成敗」「せいばい」と読み、「処罰したり懲らしめること」「罪人を処刑すること」「裁きを下すこと」「政治を執り行うこと」「対処すること」という意味です。

使い方

「成敗」は、悪人や罪人を討ち滅ぼしたり、懲罰を与えるなどに使われます。

時代劇で「成敗してくれる」等と使われることが多く、勧善懲悪的な表現で「裁きを下して凝らしめる」という意味で使われています。

「成敗」の由来は、鎌倉時代に制定された「御成敗式目(ごせいばいしきもく)」という武士の法律です。

「御成敗式目」には法律で「悪をさばく」ことが盛り込まれていたことから、「成敗」「悪人を懲らしめる」という意味で使われる様になったのです。

「征伐」と「成敗」の違い!

「征伐」と「成敗」の違い!

「征伐」は、「政府が反政府の勢力に対して武力で攻め討つこと」です。

「成敗」は、「悪人に懲罰を下すこと」です。

まとめ

まとめ

「征伐」「成敗」は、「反逆者」「悪人・罪人」かという点が違います。

日常では使われない言葉ですが、意味の違いを覚えておきましょう。