この記事では、「馬鈴薯」と「メークイン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「馬鈴薯」とは?
「馬鈴薯」は、「ばれいしょ」、または「じゃがいも」と読む言葉です。
じゃがいもには色々な品種がありますが、この「馬鈴薯」とした時には、「男爵」を指していると考えていいでしょう。
この品種は南アメリカ原産で、地下茎の一部が「芋」として食用に利用されます。
日本へは17世紀に輸入され、その後は国内でも盛んに栽培されています。
色々な品種があると書きましたが、後述する「メークイン」以外はこの「男爵」からの派生になり(品種改良によって独自にブランド化されたものです)、じゃがいもは大きく分けると「男爵」とその「メークイン」の二種類だと考えていいでしょう。
「メークイン」とは?
「メークイン」は、先のようにじゃがいもの品種の1つで、19世紀になってから英国より輸入され、日本の風土に合うように品種改良されたものがそのように呼ばれています。
「男爵」(とその品種改良品も含む)と比較すると、見た目が長細く、煮崩れしにくいという特徴があります。
元の名称は英語の“May Queen”で、普通に読むと「メイクイーン」となりますが、現在では「メークイン」という表記、発音で統一されています。
「馬鈴薯」と「メークイン」の違い
「馬鈴薯」と「メークイン」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも「じゃがいも」のことになりますが、前者は「男爵」とそこからの派生品種のことを指す言葉で、後者は品種の「メークイン」そのものにしか使わない言葉です。
「馬鈴薯」として、「メークイン」までを含んだ表現として用いる場合がない訳でもありませんが、あまり一般的な使い方ではなく、ほとんどの場合で「メークイン」は「メークイン」とそのまま呼んでいます。
まとめ
「馬鈴薯」と「メークイン」は、このような違いになります。
「メークイン」まで含んだ総称として使う場合には、漢字にせず「じゃがいも」と表現するといいでしょう。