この記事では、「迅速」と「急速」の違いを分かりやすく説明していきます。
「迅速」とは?
「迅速」とは、とても素早い対応に対して使われます。
「迅速に行動したことが、成功した要因だ」といったような使われ方になり、素早く行動したことで成功がもたらされたと言っていると考えていいでしょう。
「迅速に行うこと」、「とても迅速だった」のような使い方が多く、それだけ素早い対応、行動だと表現する為に使われます。
言葉自体に悪い意味は何もなく、ほとんどの場合でいい意味で用いられることになると考えて構わない言葉です。
「急速」とは?
「急速」は、何かの様子がとても速いという意味になります。
「あの国の経済は、急速に発展している」とすると、経済の発展の様子が目覚しいという意味になり、「とても急速な展開だ」のような使い方では、展開がとても速いことが表現されています。
「急速充電」という言葉を見聞きしたことがある人も多いと思いますが、とても速く充電する、それができるという意味になり、スマホなどの充電式の電化製品ではお馴染みの表現となっています。
「迅速」と「急速」の違い
「迅速」と「急速」の違いを、分かりやすく解説します。
「迅速」は、対応や行動の素早さの表現になります。
「避難は迅速に行うこと」のような使い方で普段から聞くこともある言葉で、ともかく速いことだと覚えておけばいいでしょう。
「急速」も、速いことの表現になりますが、こちらは何かのその様子がその対象になります。
充電の例が分かりやすく、「急速に増加している」、逆に「~減少している」のように使われる場合も多く、それほどの速さだという意味だと解釈すれば問題ありません。
まとめ
「迅速」と「急速」は、このような違いになります。
「迅速」さは、何事にも大事になると言えますが、「急速」な様子は、よくも悪くも使われます。
「急速な過疎化」という使い方だと、どう見ても悪い方のそれだと分かるでしょう。