「失敗」と「失策」の違いとは?分かりやすく解釈

「失敗」と「失策」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「失敗」「失策」の違いを分かりやすく説明していきます。

「失敗」とは?

「失敗」とは?

「失敗」は、物事において不成立であることで要は間違いだったり、そもそも成功といえるような出来ではないことです。

成功は、完全に成立していることや完璧であることを意味しますが、「失敗」はその反対になるので不成立であることや不完全であることを意味します。

「失策」とは?

「失策」とは?

「失策」は、結果がありきで悪い方向に転んだことを意味します。

なので、「失敗」は、物事が成立していないとだけで悪い方向に転んでいるとは言っていませんが、「失策」は結果がついてきて結果悪い方向に転んだことを「失策」と呼びます。

例を挙げれば、野球選手やサッカー選手がエラーをした場合、これは、悪い方向に試合の流れが流れますので、「失策」になりますが、練習試合で自分の成績に響かない試合であれば、「失敗」になり、自分の成績が悪い方向に傾くことはないです。

「失敗」と「失策」の違い

「失敗」と「失策」の違い

両者の違いは、悪い方向に転んでいるかどうかを重視するかです。

「失敗」は別に悪い方向に転んでいることを述べず、日常で間違った方向に転んだことを意味しますが、「失策」は、自分にとって悪い方向に転んだことを意味します。

「失敗」の例文

「失敗」の例文

・『同じ失敗ばかりを繰り返す』
この例は、悪い方向に転んでいるかどうかは別として望ましい結末にならなかったことを繰り返しているという例です。

ただ、これは、自分で望ましい結果にならないと自覚しているが故、カジュアルな言い方をしていて、他人がこの人物の結果について同行言い出した場合、「失策」という呼び方をして悪い方向に転んでばかりいるやり方をしていると評価する場合もあります。

「失策」の例文

「失策」の例文

・『部長が提案した業務改善案は失策だった』
この例は、部長が考え出した業務改善の案は間違いだったというものです。

「失策」は、間違いが強調され悪い方向に転んだことを意味するので、この場合、部長が考えたものを採用して悪い方向に物事が進んだと解釈します。

まとめ

まとめ

「失敗」「失策」については、実は同じ間違いを犯したという意味だということなんですが、「失敗」は、間違えたというだけを強調して、「失策」は間違ったが故、悪い方向に物事が進んだということを強調しますので若干ながら、間違いを犯したという意味合いが異なります。

なので、「失敗した」は、あくまで間違いを犯したというだけを意味してカジュアルな言い方になるんですが、「失策」の場合は、何をして間違えたかが重要になるので、「業務改善案が失策」といえば、業務改善に関する改革案が間違っていて結果的に悪い方向に進んだとなるのです。

ちなみに、「失策」は実行して間違いがあるとわかったが故、「業務改善案の失策」の場合は、実際に業務改善案を発動させて機能させたうえで間違っていて結末が悪い方向に進んだとなります。