この記事では、「成し遂げる」と「遂げる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「成し遂げる」とは?
「成し遂げる」とは、何かを「最後までやり切る」という意味になる言葉です。
「皆の協力で、成し遂げることができた」と使うと、皆の協力があって、最後までやる切ることができたという解釈になります。
よって、この「成し遂げる」ことができた後には、やり残しと言えるものは何もなく、結果としてそのような状態にならないと、この言葉を使うことはできません。
「遂げる」とは?
「遂げる」は、「そこに達する」という意味になります。
この言葉の前に「何に達したのか」という対象を加えて使われる言葉で、「目的が遂げられた」のように使われます。
「発展を遂げている」とすると、発展することができているといった意味になり、どこかまで達したものの、そこで終わりだという訳ではなく、それが目的としても、1つのそれという解釈(最終目的という訳ではない)になります。
「成し遂げる」と「遂げる」の違い
「成し遂げる」と「遂げる」の違いを、分かりやすく解説します。
「成し遂げる」は、完全に最後までやり切ることの表現になる為、対象についてこれができれば何も言うことはないでしょう。
「遂げる」は、そこまでには達したものの、そこで終わりという意味ではないので、「進化を遂げている最中だ」のような使い方もよく見聞きします。
「成す」(いい結果で終わらせる)を「成し」という連用形して、そこに「遂げる」と付けることで、行ったことによって最後まで終わらせることができたという「成し遂げる(遂げた)」の意味となっています。
まとめ
「成し遂げる」と「遂げる」は、このような言葉です。
「成し遂げる」は、「遂げる」を使った解釈の1つで、「遂げる」だと、それが1つの結果で、その続きがある場合もありますが、「成し遂げる」ことができた先というものはありません。
