この記事では、「千代紙」と「折り紙」の違いを分かりやすく説明していきます。
「千代紙」とは?
「千代紙」とは、和紙で作られる装飾用の紙のことです。
単色のものだけでなく、カラフルなデザインや、絵が描かれているものもあり、紙の人形の服として使われたり、万華鏡などの工芸品に使われるなど、その用途は様々です。
和風の箱の装飾にもよく用いられており、これをカットして貼っていき、絵として完成させる「ちぎり絵」の材料としても有名です。
また、紙のみを以下の「折り紙」として使用することもあります。
「折り紙」とは?
「折り紙」は、洋紙で作られた基本的に単色の薄い紙のことです。
これを折って完成させたものは折り紙作品などと呼ばれ、1枚で使うだけ場合でなく、2枚以上の組み合わせで作られるものも少なくありません。
「千代紙」のように、何かに装飾として貼り付けて使うこともあり、それほど高価なものではないので、細く切ったものをいくつも丸く留めていき、チェーンのようにした飾りもよく見掛けます。
「千代紙」と「折り紙」の違い
「千代紙」と「折り紙」の違いを、分かりやすく解説します。
「千代紙」は、装飾用に使われる和紙で、絵が描かれていたり、模様が付いているようなものも多く存在します。
和紙としては、西内紙と呼ばれるそれほど高価ではないものが使われることが多く、子供が紙人形を作るような遊びにも用いられます。
「折り紙」は、単色で色々な色が存在する薄い紙で、これを折って何かの形にする折り紙遊びに使われたり、装飾として何かに貼って使うこともできます。
「千代紙」より低価格なので、子供の遊び用に向いており、何色かがセットになって販売されていることが多いです。
尚、「千代紙」も「折り紙」も、表面と裏面があり、「千代紙」で模様などが描かれているのは表面だけで、「折り紙」の裏面は、白の場合がほとんどです。
まとめ
「千代紙」と「折り紙」は、このように違います。
「千代紙」は、和紙で作られた少し高級な「折り紙」だと考えると分かりやすいでしょう。