この記事では、「時刻」と「時間」の違いを分かりやすく説明していきます。
「時刻」とは?
「時刻」とは、時間の流れの中で、特定の瞬間のことです、主に○時○分のような形で表現され、それ以下の秒単位まで必要となる場合もあります。
「ここの出発時刻は14時30分だ」のような使われ方になり、国や地域によって基準が異なっています。
「世界標準時刻」となるのは、英国のロンドンにおける「グリニッジ標準時」で、日本で使われている「時刻」は、国際基準ではそれより9時間進んでいる「GMT+9」と表現されます。
よって、ロンドンで朝の10時であれば、日本では夕方の7時になります。
「時間」とは?
「時間」は、「時の流れ」に対して広く使われる表現になります。
「どれほど時間が経ったか分からない」と使えば、どれくらいの時が経過したのか分からないという意味にになり、「あまり時間がない」とすると、その対象に使える時がそれほどないと表現しています。
「時間が掛かる」だと、それなりの時が必要だと解釈でき、この手の使われ方が多い言葉ですが、「時刻」と同じ意味で用いられる場合もある言葉です。
その場合には、「時間が9時になったら集合だ」といったようになりますが、特定の時を指す場合には、きちんと「時刻」と使う方が向いています。
「時刻」と「時間」の違い
「時刻」と「時間」の違いを、分かりやすく解説します。
「時刻」は、時の流れの中の特定の時点のことで、「時間」は、時の流れの表現になります。
駅などで見掛ける「時刻表」には、○時○分のように記載があり、その時間になると電車がやってくるといった意味となっており、学校での「時間割」では、○時○分~○時○分が国語の時間だという具合に、その間の「時間(の流れ)」を使う勉学内容が載せられています。
まとめ
「時刻」と「時間」は、このような違いになります。
時の流れの中のある瞬間が「時刻」で、その流れに対して用いるのが「時間」だと覚えておきましょう。