この記事では、「借金返済」と「債務整理」の違いを分かりやすく説明していきます。
「借金返済」とは?
「借金返済」とは、言葉のまま、借金を返済することです。
借りたお金を貸すのは当然のことですが、その借りたお金には「利息」というものが掛かります。
その為、50万円を借りたとすると、年率18%で1年間12回の均等返済とした場合、利息分も合わせ、合計して約55万円の返済になります。
この利息分も「借金」の一部なので、これも含めて返済しないと「借金返済」にはなりません。
自力で借りたお金と利息分を返していくことが、この「借金返済」です。
「債務整理」とは?
「債務整理」は、「借金返済」が返済が難しくなった時に行うことができる借金の減額、もしくは一切の返済の免責を受けることです。
主に3つの方法があり、「任意整理」では、利息分をカットし、元金だけの返済にしてもらうことが目的となります。
「個人民事再生」は、借金を約1/5まで圧縮できる手段になり、もう1つの「自己破産」だと、全ての借金の免責が受けられますが、これら2つは裁判所にその為の申し立てが必要になります。
どれも必ず行えるとは限りませんが、自力での返済が不可能になってしまった時には、いずれかの方法の利用が推奨されます。
「借金返済」と「債務整理」の違い
「借金返済」と「債務整理」の違いを、分かりやすく解説します。
「借金返済」は、自力で借金を返済することです。
いくつかの借り入れがある場合には、それらを1つにまとめることで返済管理が容易になる「おまとめローン」というものも用意されています。
各種の「債務整理」は、今のままの返済が続けられなくなった時の救済手段として利用できますが、条件によっては利用できないこともあり、原則的に弁護士や司法書士に相談し、依頼した上で行うものです。
まとめ
「借金返済」と「債務整理」は、このように違います。
「借金返済」(自力での返済)が不可能になった時には、いずれかの「債務整理」を検討してみましょう。