この記事では、「借財」と「借金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「借財」とは?
「借財」(しゃくざい)とは、下記で説明する「借金」の別の表現になります。
よって、どちらを使っても意味としては一緒ですが、こちらの「借財」は、「多大な借財によって、経営破綻に至ってしまった」のように、それが原因で企業が倒産したといったような場合に使われる言葉となっています。
個人に対しても、「借財が過ぎると、首が回らなくなるぞ」などと、それによって経済的に危なくなるというくらいのことに対して用いられ、ちょっとした「借金」程度にはあまり使われません。
「借金」とは?
「借金」は、借りたお金のことです。
銀行などの金融機関や各種の金融業者からの借り入れだけでなく、人から借りたという時にも使われる言葉で、「彼にちょっとした借金がある」のような使い方もよく見聞きします。
直接現金を借りた場合だけでなく、物品の購入によって、後から支払いが生じるという場合も「借金」には変わりません。
例えば、ローンで200万円の自動車を購入すれば、その200万円は「借金」という扱いになります。
現行の法律では、現金の無担保融資では、その人の年収に相当する額の1/3までしか借りることができないという決まりがあり、それ以上の「借金」はできません。
「借財」と「借金」の違い
「借財」と「借金」の違いを、分かりやすく解説します。
「借財」は、「借金」を難しくした表現だと考えていいでしょう。
現在ではほとんど見聞きすることはなく、先のように、その企業や個人の運命を左右するほどの大きな「借金」に対して用いられることがある程度です。
「借金」は、借りたお金のことで、お金を借りることとしても使われる場合があります。
「借金をした」という使い方がそれになり、物品の購入の支払いもこれになる為、現金で借りたとは限りません。
まとめ
「借財」と「借金」は、このように違います。
「借財」は、一般ではそれほど見聞きする言葉ではない為、「借金」と言い換えて使ってください。