「出番」と「順番」の違いとは?分かりやすく解釈

「出番」と「順番」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「出番」「順番」の違いを分かりやすく説明していきます。

「出番」とは?

「出番」とは?

「出番」とは、出演や何かを行う番が回ってくること、またはここぞという時という意味でも使われる言葉です。

「俺の出番はあと10分後だ」と使った時には、あと10分で番が回ってくると言っており、「ここは俺の出番だろう」とすると、今こそ自分が出て行く時だといった解釈になります。

つまり、純粋に回ってくる番という意味と、ここが登場するタイミングだという解釈の2つの意味で使うことができ、そのどちらで使っているかの区別は、先の例のように容易に付くでしょう。

「順番」とは?

「順番」とは?

「順番」は、順に変わっていくもので、この番が巡ってくると、先の「出番」となるという関係になります。

「並んだ順番に販売される」のような使われ方になり、この場合は、並びの通りに販売する相手が変わっていくことが表現されています。

「そろそろ順番だ」と使うと、そろそろ番が巡ってくるという解釈になり、「出番」と近い意味になります。

ですが、単に番が回ってくるだけのことで、その時に何かに出演するような場合に使われる「出番」とは少々ニュアンスが異なります。

「出番」と「順番」の違い

「出番」と「順番」の違い

「出番」「順番」の違いを、分かりやすく解説します。

「出番」は、何らかのアクションを起こす番、もしくは今がその時だという意味になる言葉で、「順番」は、順に変わるものの表現になります。

「これが終わると、そろそろ出番だ」のように使われると、それが終わった後に出演などの順が回ってくるといった意味になりますが、「そろそろ順番だ」と用いた時には、もう順が巡ってくるという意味に留まります。

よって、その時に特にこれといったアクションを起こすような訳ではない場合には、「順番」の方が向いている表現です。

まとめ

まとめ

「出番」「順番」は、このように違う言葉です。

「出番」は、回ってくるという解釈以外に、ここぞというタイミングだという使い方もできると覚えておきましょう。