この記事では、「見える化」と「可視化」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見える化」とは?
「見える化」の意味と使い方について紹介します。
意味
「見える化」は「みえるか」と読み、「企業や組織で、業務内容を具体的に図表や数値などを用い、客観的に見られるようにすること」という意味です。
使い方
「見える化」は、ビジネスにおいて業務改善の目的を持って使われる言葉です。
もともとは「トヨタ自動車」に導入されていた方法で、一般企業でも使われる様になりました。
在庫の状況を把握して、生産量をコントロールできる様にすることとして使われていました。
「可視化」との違いは、「常に目で確認できる状態にしておく」という目的で行われているとう点です。
現在では、メーカーの在庫以外でも、「業務の進捗状況を図表で表す」「家計簿を付ける」など、一般的に使われる様になっています。
「可視化」とは?
「可視化」の意味と使い方について紹介します。
意味
「可視化」は「かしか」と読み、「普段は目には見えないことを、必要に応じて図表や画像などに表して理解し易くすること」という意味です。
使い方
「可視化」は、本来は見えない状態であるものに対して、必要がある時に、誰にもすぐに理解できる状態に表すことを言います。
例えば、顧客がどの様な商品を求めているのかは、販売する側からは見えないものです。
そこで、売上時に、年齢や性別、地域などの記録を残すことで、その商品のニーズが分る様になります。
最近では「可視化」はビジネス以外であらゆるシーンで使われる様になっていますが、「見える化」よりも硬い表現になります。
「見える化」と「可視化」の違い!
「見える化」は、「いつでも見られる状態にある」「見たくなくて見える状態にある」ことです。
「可視化」は、「見たい時に見られる状態にすること」です。
まとめ
「見える化」と「可視化」は、どの様な状態なのかに違いがあります。
非常に似ている言葉ですので、間違えない様にしましょう。