「江戸からくり」と「西洋オートマタ」の違いとは?分かりやすく解釈

「江戸からくり」と「西洋オートマタ」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「江戸からくり」「西洋オートマタ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「江戸からくり」とは?

「江戸からくり」とは?

「江戸からくり」の意味と概要について紹介します。

意味

「江戸からくり」とは、「日本で作られ、ゼンマイ動力で動く人形のこと」という意味です。

概要

西洋から機械時計の技術が伝えられたのは、室町時代末期のことです。

その後、歯車の技術を用いて人形を動かす「からくり人形」が作られる様になりました。

台の上の人形が細かく動き、祭礼時に使われることもありました。

現在でも有名なのはお茶を運ぶ「からくり人形」で、「座敷からくり」と呼ばれています。

江戸時代に盛んに作られましたが、当時はまだオルゴールの製造技術は日本になかった為に、オルゴール人形の様に音楽に合わせて動くものではありません。

時計とも関係なく、制作者の発想に基づいて自由な動きをする人形です。

「西洋オートマタ」とは?

「西洋オートマタ」とは?

「西洋オートマタ」の意味と概要について紹介します。

意味

「西洋オートマタ」は、「ヨーロッパで盛んに作られた、オルゴールの動力で動く人形のこと」という意味です。

概要

「西洋オートマタ」は、時計から発展した技術で、ゼンマイを動力とする自動人形のことを言います。

18世紀にオルゴールが発明され、自動人形の中にオルゴールを組み込み、音楽に合わせて動きを楽しむものとして作られました。

ヨーロッパ風に衣装や装飾に凝り、貴族の観賞用として広まったのです。

現在では例外も多くありますが、一般的に「オルゴールと連動する人形」のこととして知られています。

機構は「江戸からくり」が木製なのに対して、「西洋オートマタ」は金属です。

「江戸からくり」と「西洋オートマタ」の違い!

「江戸からくり」と「西洋オートマタ」の違い!

「江戸からくり」は、「日本発祥で、ゼンマイ動力で動く人形のこと」です。

「西洋オートマタ」は、「ヨーロッパ発祥で、オルゴール動力で動く人形のこと」です。

まとめ

まとめ

「江戸からくり」「西洋オートマタ」は、動力が違います。

ミュージアムに展示されているものもあるので、是非一度見比べてみましょう。