皆さんは「非常食」と「災害食」の意味をご存知でしょうか?
この記事では、「非常食」と「災害食」の違いを分かりやすく説明していきます。
「非常食」とは?
「非常食」は「ひじょうしょく」という読み方をする言葉です。
意味は「災害や戦争のような紛争などで非常事態になったことで普通の食糧が供給できなくなった時のために備えられた食糧のこと」を言っています。
「災害食」とは?
「災害食」は「ひじょうしょく」という読み方になります。
意味は「災害が発生した時に、その直後から日常的に落ち着いた通常時の生活に戻るまでに用いられる災害に対応した食料のこと」を指しています。
尚、「災害食」は短期的なものから中長期的なプランに基づいて調達されたり備蓄されているのです。
「非常食」と「災害食」の違い
では、「非常食」と「災害食」の違いを考えてみましょう。
どのような違いがあるのでしょうか? 「非常食」は「災害などで非常事態に陥った際に普通の食糧供給が困難になった時のための食糧」を意味していました。
「災害食」は「災害が発生した後に日常生活に復帰するまで使われている災害に対応した食料のこと」を言っています。
「非常食」は主に個人レベルで用意されているもので、 乾パン・アルファ米・インスタントラーメン・食べ慣れたお菓子などが挙げられます。
一方の「災害食」は手に入れやすい食材を活用して作ることができる日常の食事に近いものが大半です。
尚、「災害食」は自治体や国が短期的?中長期的な計画の中で備蓄されるものと言っていいでしょう。
「非常食」の例文
では、ここで「非常食」の例文を見てみましょう。
どのような文章があるでしょうか?
・『我が家は常に非常食を準備しているようにしているんだ。何せ2年前の地震の時にかなり困った経験をしているからね。でも、いざという時に助かるよ』
・『最近は非常食はインターネットで簡単に手に入れることができるよ。だから、今のうちにちゃんと用意していた方がいいと思うな。もし地震が起きたら後で後悔するから』
「災害食」の例文
次に「災害食」の例文を見てみましょう。
具体的には以下のようなものがあります。
・『私が住んでいる市では自治体が長期的な計画に基づいて災害食を備蓄しているんだ。何たってこの地域は10年以内に大きな災害が起きることが予想されているからね。いざという時にはとても助かるはずだよ』
・『災害食の備蓄に関しては計画的に行っていくことが必要でしょう。他の自治体ではちゃんと備蓄されているが、我が町ではそんなことができていない。来年度から予算化することをしなくてはならないと思う』
まとめ
ここまで「非常食」と「災害食」の意味や違いを説明してきました。
日本は地震大国と呼ばれるほど自然災害が多い国。
それだけに自治体だけに任せるだけでなく、私たち1人ひとりが意識して安心して食事ができることを考えなければなりません。