この記事では、「マントヒヒ」と「マンドリル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マントヒヒ」とは?
「マントヒヒ」とは、オナガザル科に属する霊長類で、体長は50~80センチ程度、体重が10~20キロで、大きな猿のような見た目が特徴の動物です。
同科の中でヒヒ属のマントヒヒ種となり、他のヒヒと呼ばれる種類とは別の特定の種族になります。
雌の方が体が小さく、生まれてからしばらくは黒に近い毛色ですが、大人になるに従って、雌は褐色、雄は灰色に近くなっていくので、そこでも見分けることができます。
雑食性で、植物の葉や昆虫などが主食です。
尚、猿と同様に、目を合わせると敵だと思い、襲ってくる性質がある為、動物園で見掛けた際にもそれには注意してください。
「マンドリル」とは?
「マンドリル」も、「マントヒヒ」と同じく、オナガザル科に属する霊長類ですが、こちらはマンドリル属となり、見た目が多少異なります。
大きさはほとんど一緒ですが、こちらの方が手足(便宜上です。
正確には四本の脚になります)が長く、雄は顔が白く、ピンク色の鼻が特徴的な見た目となっています。
雌は黒い顔をしているので、そこで容易に区別が付きます。
先の「マントヒヒ」は、雄雌共にベージュ(ピンクにも見えます)色の顔色なので、そちらとの区別もそこで付けるのがいいでしょう。
こちらも雑食性で、食料とするものは「マントヒヒ」とほとんど同じだと考えて構いません。
「マントヒヒ」と「マンドリル」の違い
「マントヒヒ」と「マンドリル」の違いを、分かりやすく解説します。
「マントヒヒ」も「マンドリル」も、同じオナガザル科に属する動物の為、遠目には同じに見えてしまってもおかしくありません。
よく見ると見た目が異なり、「マントヒヒ」は、猿に似た外見で、「マンドリル」の方は、どちらかと言えばゴリラの方に似ています。
生態はそれほど変わりませんが、これらは完全に別の動物です。
まとめ
「マントヒヒ」と「マンドリル」は、このような違いになります。
動物園で実際に見比べてみると、よく違いが分かるでしょう。