「JICC」と「CIC」の違いとは?分かりやすく解釈

「JICC」と「CIC」の違い金融・経済

この記事では、「JICC」「CIC」の違いを分かりやすく説明していきます。

「JICC」とは?

「JICC」とは?

「JICC」とは「日本信用情報機構」のことであり、約1400社以上が加盟して「クレジットカード審査・融資(借金)の審査・住宅ローンなど各種ローンの審査」に利用されています。

1986年に設立された「JICC」は、“Japan Credit Information Reference Center Corp.”の略称です。

審査のための個人情報は「即時反映」が原則とされています。

「CIC」とは?

「CIC」とは?

「CIC」とはクレジット会社が中心になって1984年に設立された信用情報機関であり、国内のクレジットカード会社のほぼすべてが加盟しています。

加盟企業は「JICC」よりも少ないのですが、「CIC」に登録されている個人の信用情報は国内最大で約7億件を突破しています。

「CIC」の個人信用情報は主にクレジットカードの審査に使われていますが、それ以外にも「各種ローン審査・スマホの割賦払い審査」などにも活用されています。

審査のための個人情報は「月1回の更新・登録」になっています。

「JICC」と「CIC」の違い!

「JICC」と「CIC」の違い!

「JICC」「CIC」の違いを、分かりやすく解説します。

「JICC」「CIC」もどちらもクレジットカード審査や住宅ローン審査、ブラックリスト照会に使われる個人信用情報機関ですが、それぞれに加盟している企業・銀行・業界に違いがあります。

「JICC」とは会員数1400社以上の日本信用情報機構のことであり、主に「消費者金融・信販会社・金融機関・カード会社(流通系・銀行系・メーカー系)・リース会社・保証会社」などの企業群が加盟しています。

それに対して、「CIC」とは全国のクレジット会社が共同出資して設立した信用情報機関であり、主に「クレジットカード会社・携帯キャリア・信販会社・小売業・金融機関」などの企業群が加盟している違いを指摘できます。

「CIC」は大手3社の携帯キャリアが加盟しているため、スマホの割賦払いの信用情報照会に使われている「JICC」との違いもあります。

まとめ

まとめ

「JICC」「CIC」の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「JICC」「消費者金融・金融機関」が中心となって加盟している信用情報機関であり、「CIC」「クレジットカード会社」を中心に設立・加盟している信用情報機関という違いがあります。

「JICC」「CIC」の違いを詳しく知りたい時は、この記事の解説をチェックしてみてください。