この記事では、「NYダウ平均」と「日経平均株価」の違いを分かりやすく説明していきます。
「NYダウ平均」とは?
「NYダウ平均」とは、アメリカ国内における有名上場株(銘柄)から算出される平均株価のことです。
「ダウ」という名称は、この指数を発表しているダウ・ジョーンズ社とウォールストリートジャーナル社からきています。
同国内で有名企業とされる30社が対象として選出されており、日本で言えば「東証一部」に当たる「NYSE」への上場株式だけでなく、新興市場の「NASDAQ」からの選出もあるのが特徴となっており、この30社とは別の20社、更に別の15社のものも存在しますが、一般的には「アップル」や「インテル」、「マイクロソフト」などといった世界に名だたる企業が含まれる、この30社のものが「NYダウ平均」として扱われています。
日本でニュースなどで報道されるのもそちらとなっています。
「日経平均株価」とは?
「日経平均株価」とは、日本の東証一部市場に上場している株(銘柄)のうち、選抜された225社の平均株価のことです。
「日経225」とも呼ばれ、この中に含まれる企業は、どれもが有名な「大企業」だと考えて構いません。
そのような企業が対象になる為、この数字は国内の景気の指針になると考えられますが、比較的株価が高い企業の値動きが大きく影響してしまう点から、それほど正確に景気の動向と絡んでいるとも限らないといわれています。
例えば、その225社の中には株価が500円台の企業もあれば、3万円を超えている企業も存在します。
500円台の企業で10%上がったとしても、3万円にもなる企業で1%下がるとそちらの方が数値に影響してしまう為です。
「NYダウ平均」と「日経平均株価」の違い
「NYダウ平均」と「日経平均株価」の違いを、分かりやすく解説します。
説明のように、「NYダウ平均」は、アメリカにおける有名企業の株価で、「日経平均株価」は、その日本版だと考えると分かりやすいでしょう。
「NYダウ平均」では30社、「日経平均株価」は225社の平均で成り立っており、共に比較的株価が高い企業に動きがあると、それに大きく影響されるという点は一緒だと考えていいでしょう。
まとめ
「NYダウ平均」と「日経平均株価」は、このように違います。
「NYダウ平均」は、あまり日本には関係ないと思われるかも知れませんが、先のような「アップル」や「インテル」、「マイクロソフト」といった日本でもよく名前を聞く企業が含まれていることから、全くの無関係という訳でもありません。