この記事では、「おぼろ昆布」と「とろろ昆布」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おぼろ昆布」とは?
「おぼろ昆布」の意味と概要について紹介します。
意味
「おぼろ昆布」は、「昆布の表面から削ったもので、職人が一枚ずつ手で削って作ったもの」という意味です。
概要
「おぼろ昆布」は、一枚の昆布の表面を、平たく削って仕上げた食品です。
「とろろ昆布」が「ふわふわ」なのに対し、「おぼろ昆布」の見た目は帯状で「ひらひら」としています。
「おぼろ」の意味は「ぼんやりとかすんでいる状態」で、ここから「おぼろ昆布」と名付けられました。
職人が一枚ずつ手で削って仕上げるもので、肉厚で傷の少ない良質の昆布が使われ、「とろろ昆布」より高級品で、値段も高くなります。
上品で甘みのある味わいが特徴で、北海道産の「真昆布」が使われることが多くなります。
「とろろ昆布」とは?
「とろろ昆布」の意味と概要について紹介します。
意味
「とろろ昆布」は、「何十枚もの昆布を圧縮して、昆布の側面から機械で削って作ったもの」という意味です。
概要
「とろろ昆布」は、昆布を何枚も重ねて、側面から削ったものです。
側面から削るので、細い糸状になっていて、ふわふわとしていて手でほぐせるのが特徴です。
機械で圧縮して削るので大量生産が可能であることから、「おぼろ昆布」よりも手頃な値段になります。
とろりとした深い味わいが特徴で、北海道産の「がごめ昆布」「利尻昆布」が使われることが多くなります。
「おぼろ昆布」と「とろろ昆布」の違い!
「おぼろ昆布」は、「職人が手で作り、昆布の表面から削ったもので、値段が高めのもの」です。
「とろろ昆布」は、「昆布を機械で圧縮して側面から削ったもので、値段が手ごろなもの」です。
まとめ
「おぼろ昆布」と「とろろ昆布」は、「削り方」が違います。
食感が変わって来ますので、機会があれば食べ比べてみましょう。