「閲覧」と「観覧」の違いとは?分かりやすく解釈

「閲覧」と「観覧」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「閲覧」「観覧」の違いを分かりやすく説明していきます。

「閲覧」とは?

「閲覧」とは?

「閲覧」(えつらん)とは、その場で見ることを表す言葉です。

「その資料は閲覧可能となっている」と使った時には、見ても構わないと言っているのと同時に、持ち出しはできないと暗に表現していると考えていいでしょう。

「閲覧のみ可」といった使い方もよく見られ、この場合には、その場で見ることはできるが、持ち出しは禁止だというはっきりと言っていると解釈してください。

「観覧」とは?

「観覧」とは?

「観覧」は、風景や出し物などを見ることの表現になります。

遊園地にある「観覧車」は、それに乗って景色を眺めることができることから、そのように付けられている名称です。

「観覧フロア」といった表現も、何かを見る為のフロアだと考えていいでしょう。

また、「番組の観覧者を募集する」といったように「観覧者」という形にすると、出し物などの見学者という意味になり、それになりたい場合には、「観覧の希望に応募した」のように使うといった具合です。

「閲覧」と「観覧」の違い

「閲覧」と「観覧」の違い

「閲覧」「観覧」の違いを、分かりやすく解説します。

「閲覧」は、その場で見るという意味になりますが、何も言葉そのまま、その位置から全く移動させてはいけないといった意味でもありません。

例えば、「館内で閲覧してください」といったように使われた時には、館内であればそれを自由に持ち歩くことも可能だという解釈になります。

「観覧」は、風景や何かの出し物などの鑑賞になる表現で、対象がイベントだとしても、それに参加するという意味までは含まれません。

つまり、「観覧者」は、見学者に近い意味となり、言ってしまえば「見るだけ」の為にその場所まで行くことになったり、待つような場合があるということです。

まとめ

まとめ

「閲覧」「観覧」は、このように違います。

「閲覧」は、ぱっと見る程度から、じっくり見る、読むといった色々な解釈に使うことができます。