「継続」と「連続」の違いとは?分かりやすく解釈

「継続」と「連続」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「継続」「連続」の違いを分かりやすく説明していきます。

「継続」とは?

「継続」とは?

「継続(けいぞく)」とは、「以前から行っている事柄をそのままやめずに続けること・続くこと」を意味している表現です。

例えば、「勉強は継続すれば結果がついてきやすいのです」といった例文で使えます。

「継続」には、「以前からある事柄を継承すること・受け継ぐこと」という意味合いもあります。

この意味では、「親の事業を長男である私が継続するつもりです」などの文章で使用されます。

「連続」とは?

「連続」とは?

「連続(れんぞく)」とは、「途中で途切れることなく次々に続くこと」「シームレスに切れ目なく続けること」を意味している言葉です。

例えば、「連続して試合に勝っています」「連続的な攻撃を仕掛けました」などの文章で使用できます。

また数学用語の「連続」は、「関数f(x)で定義される点aにxが近づく時の極限値があり、f(a)に等しい場合にf(x)はx=aで連続している」という意味を持っています。

「継続」と「連続」の違い!

「継続」と「連続」の違い!

「継続」「連続」の違いを、分かりやすく解説します。

「継続」「連続」「続くこと・続けること」という意味では共通している点がありますが、「継続」「以前からしていた活動・努力などをやめずに、そのまま続けること」という続ける意志・行為に重点が置かれています。

「連続」という言葉は「ただ途中で切れ目(継ぎ目)なく続くこと・続けること」を意味して、「継続」のような「自分の意志・行為によって途中でやめることなく、以前からしていることを頑張ってそのまま続ける」といった意味のニュアンスが弱いという違いを指摘できます。

例えば、「努力の継続」という表現には「努力を途中でやめずにずっと続けている主体的な意志の力」が示唆されていますが、「努力の連続」と言い換えると「努力が切れ目なく続いている客観的な状態」に意味の重点が置かれることになるという違いがあるのです。

まとめ

まとめ

「継続」「連続」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「継続」という言葉は、「以前からしていることをやめずに、そのまま続けること」を意味しています。

「連続」とは、「切れ目がなく次々と続くこと・続けること」を意味している言葉です。

「継続」「連続」の意味の違いを詳しく知りたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。