この記事では、「ブラックリスト」と「申込みブラック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ブラックリスト」とは?
「ブラックリスト」とは、俗に要注意人物の一覧といった意味で使われる言葉ですが、金融の世界では、信用情報により、融資は行えないと判断した人たちに対して、「ブラックリスト入りしている」と便宜上使っています。
つまり、この「ブラックリスト」というものが存在する訳ではなく、信用情報から「ブラック」だと判断された人がこれに入っていると表現されます。
原則的に、各種のローン(キャッシング行為も含む)の支払いを、一番古い返済日から61日以上延滞した場合に、「金融事故」として信用情報に記録が残り、それがある人が「ブラックリスト」に入っていると呼ばれることになります。
「申込みブラック」とは?
「申込みブラック」とは、短期間にいくつもの現金の借り入れ、またはクレジットカードの申込みを行ったことから、要注意人物だと判断されることの表現です。
各種の借り入れ行為やローン契約は、それが通らなかったとしても、申込みをした段階で信用情報にその記録が残ります。
例えば、A社に30万円のキャッシングの申込みを行い、翌日にB社に同じく30万円、更に次の日にまた違うC社にといった連続した申込みがあった時にこのように判断されてしまい、それだけ切羽詰っており、どこでもいいのでともかくお金が借りたいという意図が見え見えなので、そのような人に貸しても大丈夫かという判断要素となってしまうという訳です。
特にキャッシングでは、一度申込みを行った後は、少なくとも1週間は空けてから次の申込みという具合でないと、この「申込みブラック」と判断され、条件的には通ると思われる審査にも落とされてしまうことになります。
「ブラックリスト」と「申込みブラック」の違い
「ブラックリスト」と「申込みブラック」の違いを、分かりやすく解説します。
「ブラックリスト」は、そのようなものが存在する訳ではなく、信用情報に「金融事故」の記録がある人に対して、それに入っていると便宜上使われている表現になります。
「申込みブラック」は、連続したキャッシングやクレジットカードへの申込みにより、要注意だと判断されてしまうことです。
特に、1つの申込みの審査結果が出る前に次に申込んでしまうと、印象がとても悪くなるので注意してください。
そのようなことは、信用情報から簡単に分かってしまいます。
まとめ
「ブラックリスト」と「申込みブラック」は、このような違いになります。
どれだけ切羽詰っていても、「申込みブラック」と判断されてしまっては、本来は通る審査にも通らなくなってしまう為、気を付けないといけません。