「債務」と「債権」の違いとは?分かりやすく解釈

「債務」と「債権」の違い金融・経済

この記事では、「債務」「債権」の違いを分かりやすく説明していきます。

「債務」とは?

「債務」とは?

「債務」とは、お金を返すべき義務のことです。

背負ってしまった借金という解釈で用いることもあり、「30万円ほど債務がある」と使った時には、30万円の借金があり、同時にそれを返す義務があるという解釈になります。

「債務整理」という言葉でよく見聞きしますが、これは、背負った借金の整理になります。

任意整理や個人再生、そして自己破産もこれに該当し、任意整理以外は裁判所に申し立てをする必要がありますが、法的に債務の額が減らせたり、返済の免責が受けられる仕組みです。

「債権」とは?

「債権」とは?

「債権」は、貸したお金を取り立てることができる権利になり、貸している方が「債権者」、借りている方は「債務者」という扱いになります。

貸したお金に金利が付く場合には、この「債務」はそれも含めての権利になります。

これについては「債務」でも同様で、金額自体ではなく、金利なども含んだ「貸借契約」に対しての言葉だと覚えておいてください。

尚、この「債権」は、譲渡することが可能です。

それが行われると、譲渡された側にそのままの内容で請求する権利が移行します。

「債務」と「債権」の違い

「債務」と「債権」の違い

「債務」「債権」の違いを、分かりやすく解説します。

「債務」は、借りたお金を返す義務、または借金自体のこととしても使われる言葉です。

「債権」は、貸したお金を取り立てられる権利で、どちらも契約そのものが対象になります。

例として、30万円を年率18%で借りている場合、そのまま丸1年が経過すると、借金は35万4千円になっており、この「債権」の所持者は、そのような内容で取り立てができるということです。

まとめ

まとめ

「債務」「債権」は、このような言葉です。

義務や権利のことを指す言葉ですが、「債務」は、先の例のように、借金自体、その金額としてもよく用いられています。