この記事では、「際立つ」と「目立つ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「際立つ」とは?
「際立つ」の意味と使い方について紹介します。
意味
「際立つ」は「きわだつ」と読み、「あるものが、周囲のものとはっきりと違う様子であるのが分ること」「差がはっきりしていること」という意味です。
使い方
「際立つ」は、「まわりのものよりも遥かに違うことが分る」時に、良い意味として使われる言葉です。
「際」は「さい」とも読み、「すぐ側にあること」「ごく近いところ」という意味の言葉で、「別れ際」「帰り際」などに使います。
「立つ」は、「度合いが強く明らかであること」「はっきりと認められること」という意味です。
「際立つ」で、「すぐ側にあるもので差がはっきりと認められること」という意味になります。
「際立った働きをする」など、人が優れた行動をする時など、良い意味で使われるのです。
「目立つ」とは?
「目立つ」の意味と使い方について紹介します。
意味
「目立つ」は、「とりわけ目を引くこと」「他と異なっている為に、注意を引くこと」という意味です。
使い方
「目立つ」は、ぱっと目を引いたり、すぐ目につくことに使われます。
何かと比べるのではなく、大勢の中にあっても、ひと目でわかることを言います。
「目立つ」は良い意味でも悪い意味でも使われ、「悪目立ち」という言葉もあります。
「際立つ」と「目立つ」の違い!
「際立つ」は、「周囲のものとはっきりと違う様子が分ること」で、良い意味に使います。
「目立つ」は、「比べなくてもぱっと目につくこと」で、良い意味・悪い意味どちらにも使います。
まとめ
「際立つ」と「目立つ」は、意味は似ていますが、良い意味か悪い意味かという点が違います。
「良い意味」で使いたい時は「際立つ」を使うと良いでしょう。