「おじゃん」と「おしゃか」の違いとは?分かりやすく解釈

「おじゃん」と「おしゃか」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「おじゃん」「おしゃか」の違いを分かりやすく説明していきます。

「おじゃん」とは?

「おじゃん」とは?

「おじゃん」とは、物事が途中で失敗して終わってしまうことです。

そこまでの苦労がパーになる(なった)といったニュアンスが多分に含まれている言葉で、「ここまできて、おじゃんになるとは…」と用いると、その物事が失敗で終わったというだけでなく、そこまでの苦労が水の泡になってしまったといった意味合いが強く出ています。

尚、この言葉は、主に甲州から関東にかけて使われており、方言の1つとされる場合もあります。

「おしゃか」とは?

「おしゃか」とは?

「おしゃか」とは、駄目になってしまうことです。

「車をぶつけてしまい、おしゃかにしてしまった」などと使われる言葉で、もう取り返しがつかない、二度と使えないという意味になります。

物理的にそのような状態になる(壊れる)場合だけでなく、「雨の所為で、計画がおしゃかになった」のように使うこともでき、この使い方では、その計画がパーになってしまったと表現しています。

「おじゃん」と「おしゃか」の違い

「おじゃん」と「おしゃか」の違い

「おじゃん」「おしゃか」の違いを、分かりやすく解説します。

「おじゃん」は、江戸時代に今でいう消防団が、火事が消し止められた合図として「ジャン」と呼ばれる鐘を打ち鳴らしたことから、物事がそこで止まるという意味で関東地方に広まったと言われています。

「おしゃか」は、特に地方は関係なく、「お釈迦様」からきている表現で、人間は死ぬとそのお釈迦様(仏)になってしまうと仏教の教えてにあることから、その死んでしまうが、二度と使えない、壊れるという解釈に繋がっています。

どちらも大人になるとあまり使わなくなる言葉ですが、親しい仲であれば、ビジネスで使われることもままあります。

まとめ

まとめ

「おじゃん」「おしゃか」は、このように異なります。

どちらも好ましいことではなく、そんなことにはならないに済むのが一番です。