この記事では、「パープル」と「バイオレット」の違いを分かりやすく説明していきます。
「パープル」とは?
「パープル」とは、色の「紫」を英語にしたもので、そちらでは“purple”と表記します。
紫色の何かを、「パープルに見えた」と使ったり、「パープルが一番好きな色」などと用いられる言葉です。
JIS(日本産業)規格においては、「鮮やかな紫色」と定義されており、具体的な色彩の表現があり、後述する「バイオレット」と同じ色とされています。
「バイオレット」とは?
その「バイオレット」とは、「すみれ色」のことです。
英語では、この“violet”で、同じくすみれ色、または植物のすみれ自体の表現となり、その花は「紫」(パープル)色に咲きます。
コンピュータ上の定義では、「赤みがかった紫色」と解釈され、先の「パープル」とは別の色彩になる色が充てられていますが、JIS規格では、前述のようにそれと同色となっており、充てられている色自体もかなり異なります。
「パープル」と「バイオレット」の違い
「パープル」と「バイオレット」の違いを、分かりやすく解説します。
これらは、JIS規格においては同色という定義ですが、コンピュータで表現する際には、パープルは「紫」で、「バイオレット」は、「赤みがかった紫」色がそれになります。
尚、「パープル」自体も、JIS規格とコンピュータ上では別の色となっており、コンピュータで使用される色は少し薄い紫になります。
また、「バイオレット」は、植物のすみれのこと、その花の色という意味で使うこともできる言葉ですが、それは元の英語の話で、カタカナ語の「バイオレット」でそのように表すことはあまりありません。
まとめ
「パープル」と「バイオレット」は、このような違いになります。
JIS規格は、それに沿って作られる製品に統一した規格となっている為、そのような製品においては、これらは同じ色だという解釈になると覚えておきましょう。