この記事では、「cartoon」と「animation」の違いを分かりやすく説明していきます。
「cartoon」とは?
「cartoon」とはアニメ動画や漫画を指す言葉です。
元々はアメリカやヨーロッパで楽しまれていた、一コマ漫画や子供向けのアニメーションであり、そこから範囲が広がる形で、漫画や比較的子供向けのアニメ作品も含まれるようになりました。
アメリカなどでは漫画は子供が読むものという風潮が根強かったので、「cartoon」は子供向けの娯楽重視なサブカルチャーという意味だったとも言えます。
「cartoon」で描かれるキャラクターは基本的に特徴は強調されつつ造形が簡略化されている、所謂デフォルメデザインが基本です。
「cartoon」という言葉は漫画もアニメも両方含みますが、漫画とアニメを区別したい場合には、anime 「cartoon」と「cartoon」 comicsという風にメディア形態を付け足す形で区別します。
「animation」とは?
「animation」とは動画作品を指す言葉です。
近似した絵を連続的に映していくことで動いているように見える、所謂アニメ動画も含まれますが、アニメ以外にも人形劇を撮影したものや、人形を1コマずつ動かす形のストップモーションアニメも「animation」に含まれます。
また日本で連想するようなアニメであっても、子供向けのものは含まず、大人が見ても楽しめるような、ストーリーも力が入っていて、一種の芸術作品的なものが「animation」という区別をされることも多いです。
「animation」という言葉は動いているという意味で、それから動いている画像、動画を指すようになりましたが、現在は実物の人形が動くものは「animation」に含まれますが、実在の俳優が登場人物として演技する作品は「animation」に含まれません。
「cartoon」と「animation」の違い
「cartoon」と「animation」の違いを、分かりやすく解説します。
「cartoon」は日本で言う漫画やアニメを指す言葉で、「animation」は動画作品を指す言葉です。
「cartoon」はアニメ作品以外にも静止画の漫画を含みますが、「animation」は静止画を含みません。
その代わりに、「cartoon」に含まれない、「animation」には人形を使った実写動画も含まれます。
また主に子供を対象とした作品が「cartoon」と呼ばれますが、「animation」は子供ではなく中高生以上の、ある程度成熟した人達を楽しませる目的で制作された物です。
まとめ
なにをもって子供向けと大人向けを区別するのか疑問に思うかも知れませんが、実際に「cartoon」と「animation」の境界線はあやふやで、現地人であってもどちらも同じようなものと認識している人は少なくありません。
アニメ動画以外の違いは今回紹介した分け方ができますが、何らかのアニメ動画を指して、これは「cartoon」か「animation」かと尋ねた場合、人によって意見が分かれることも多いでしょう。