この記事では、「指針」と「ガイドライン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「指針」とは?
「指針」とは、方向性を示す為の設けられる内容になります。
「子育ての指針となるような本がよく売れているらしい」、「開発における指針として、外注には頼らないと決めている」のような使い方になる言葉で、それぞれ対象の「基本となるべきもの」だと解釈していいでしょう。
ですが、明確な決まりとなっている訳ではないものの、その基本に沿って対処の事柄を行う(行われる)べきだという内容になり、「行動指針」とあった時には、行動における基本が詰め込まれたものだと考えてください。
「ガイドライン」とは?
この「ガイドライン」は、先の「指針」を英語にした表現です。
よって、これらは意味としては同じになり、どちらを用いても問題ありません。
近年のビジネスでは、日本語でも充分に表現できることを、無理にカタカナ語にするようなシーンが多く見られます。
例えば、「合意」を「コンセンサス」、「証拠」は「エビデンス」といった具合で、この「指針」もそれらのように、「指針」についても「ガイドライン」と使われることがあります。
「指針」と「ガイドライン」の違い
「指針」と「ガイドライン」の違いを、分かりやすく解説します。
「指針」は、方向性が示されているもので、その内容が対象の事柄における基本になると考えてください。
「ガイドライン」としても、意味が変わることがなく、ビジネスではこちらの方がよく使われています。
尚、必ずそれに沿った言動が必要になるという訳ではなく、あくまで基本であって、それを必ず守らなくてはいけないという性質ではありません。
まとめ
「指針」と「ガイドライン」は、このような関係です。
どちらを使っても構いませんが、「ガイドライン」という表現もかなり一般化してきている為、他のカタカナ文字になるビジネス用語よりも使いやすい言葉だと言っていいでしょう。