この記事では、「歩兵戦闘車」と「戦車」の違いを分かりやすく説明していきます。
「歩兵戦闘車」とは?
「歩兵戦闘車」とは、中に兵を乗せる(乗せたまま移動する)ことができる攻撃車両です。
中に敵地まで攻め入った際に展開する歩兵を乗せることができるスペースがあり、砲身も備えているので、後述する「戦車」のように、そのまま攻撃も可能です。
また、乗せた歩兵が車両から乗り出して攻撃できるようにも作られており、車両としては「装甲車」並の強度を誇ります。
「戦車」とは?
「戦車」は、その車両自体で敵を攻撃することが目的の車両です。
その為の攻撃員と運転の担当になる兵以外は原則的に搭乗せず、そのようなスペースもありません。
「歩兵戦闘車」より強力な砲身を備えており、それよりも頑丈にできているのが特徴で、多少の攻撃で破壊されることはありませんが、戦闘機や攻撃ヘリからの空爆や、同じ「戦車」の砲身によって攻撃されたような場合はその限りではありません。
「歩兵戦闘車」と「戦車」の違い
「歩兵戦闘車」と「戦車」の違いを、分かりやすく解説します。
「歩兵戦闘車」は、「戦車」が「装甲車」のような兵の輸送も可能になったものだと考えると分かりやすいでしょう。
その代わりに、「戦車」ほどの攻撃力はなく、頑強さもそれには適いませんが、移動先で乗せていた兵が展開できる為、前線への兵士の移動によく利用されます。
兵の移動には、「装甲車」の方が素早く移動できる(攻撃能力がほとんどない分、速度が出せます)という利点がありますが、「戦車」のように攻撃しながら(それが必要な場合)の兵の移動には、「歩兵戦闘車」がとても重宝されます。
まとめ
「歩兵戦闘車」と「戦車」は、このように異なります。
「戦車」は、素早い移動こそできませんが、強力な装甲と車両としての攻撃力は、共に「歩兵戦闘車」を上回っており、陸地で前線へ攻め入る際に歩兵の展開の必要がない場合には、一番頼りになる存在です。