この記事では、「饅頭」と「大福」の違いを分かりやすく説明していきます。
「饅頭」とは?
「饅頭」の意味と概要について紹介します。
「饅頭」の意味
「饅頭」は「まんじゅう」と読みます。
意味は、「小麦粉などを練って作った生地で、小豆で作った餡子(あんこ)などの具材を包んだ和菓子のこと」になります。
「饅頭」の概要
「饅頭」は、小麦粉などを練って作った生地の真ん中にあんこなどの「あん」を入れて包み、蒸した和菓子です。
生地の中に「あん」を入れて蒸した和菓子の総称であり、黒砂糖を加えた「茶饅頭」、こず粉で作った「水饅頭」、麩(ふ)で作った「麩饅頭」などがあります。
「饅頭」は中国で発祥した食べ物で、昔は神への供物に人の頭が使われていたのですが、それを改め小麦粉で練った生地で羊などの肉を包んだものを作って代わりに捧げる様になったの始まりと言われています。
日本の宗教では肉を使わない為に、「あん」に変わっていきました。
「大福」とは?
「大福」の意味と概要について紹介します。
「大福」の意味
「大福」は「だいふく」と読みます。
意味は、「もち粉や白玉粉などを練って作った生地で、小豆で作った(あんこ)などの具材を包んだ和菓子のこと」になります。
「大福」の概要
「大福」は、元々は餅米で作った餅を薄くのばして「あん」を包んだ和菓子でした。
しかし、餅はすぐに固くなってしまうことから、最近では「求肥(ぎゅうひ)」が使われたものが多くなっています。
餅でできていて腹持ちが良いことから「大腹餅(だいふくもち)」と呼ばれていましたが、縁起をかついで「福」の字に変えて「大福餅」と呼ぶ様になりました。
「大福」の「あん」には小豆のあんこだけではなく、ずんだや白いんげんなど数多くの種類があります。
「饅頭」と「大福」の違い!
「饅頭」は、「小麦粉で作った皮で『あん』を包んで蒸した和菓子のこと」です。
「大福」は、「餅や求肥でできた皮で『あん』包んだ和菓子のこと」です。
まとめ
今回は「饅頭」と「大福」の違いをお伝えしました。
「皮が小麦粉などが饅頭」、「皮が餅や求肥が大福」と覚えておきましょう。