「卯の花」と「おから」の違いとは?分かりやすく解釈

「卯の花」と「おから」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「卯の花」「おから」の違いを分かりやすく説明していきます。

「卯の花」とは?

「卯の花」とは?

「卯の花」には3つの意味があります。

1つめは、ウツギの白い花です。

ウツギとは、ウツギ属アジサイ科の植物です。

漢字では空木と書きます。

これは、この植物の幹が中空であることに由来します。

「卯の花」はウノハナウツギの略称になります。

2つめの意味は、豆腐や豆乳を作る際に出る、大豆を搾った残りかすです。

豆腐の作り方を簡単に説明します。

選別・洗浄をした大豆を水につけます。

吸水をしたら摩砕といって細かく砕きます。

これを搾ると、液体と繊維質を多く含む部分とに分かれます。

液体の部分に凝固剤を加えて固めたものが豆腐です。

繊維質を多く含んでいるものが「卯の花」とも呼ばれるものです。

また、この搾りかすを使った料理もこの名で呼ばれています。

同じ料理で地域によって呼び方が異なります。

作り方を簡単に説明します。

材料は、大豆の搾りかす、干しシイタケ、にんじん、砂糖、酒、みりん、しょうゆ、塩、サラダ油です。

干しシイタケは水で戻して細切りに、ニンジンも細切りにします。

干しシイタケとニンジンをサラダ油と共にフライパンで炒め塩を加えます。

ここに調味料を混ぜ合わせたものと大豆の搾りかすを加えて炒め煮をします。

ある程度水分が飛んだらできあがりです。

3つめの意味は、うのはながさねの略です。

襲の色目の名になります。

「卯の花」の使い方

大豆の搾りかすを使った料理を指して使用することが多い言葉です。

「おから」とは?

「おから」とは?

大豆の搾りかすのことです。

豆腐や豆乳を作る際に出てきます。

豆乳は、大豆に水を吸わせた後に砕き、搾って出てきた液体です。

搾った後には、繊維質を多く含むものが残ります。

これが、この言葉が意味するものです。

食材として利用されており、スコーン、クッキー、ケーキ、ハンバーグ、炒め煮、サラダなどに使用されます。

スーパーや豆腐店などで購入が可能です。

また、家畜の飼料にもされます。

栄養素としてはタンパク質を多く含んでいます。

肉や魚に比べて脂質が少なく、低カロリーです。

そのため、ダイエット食材としても用いられています。

食物繊維も豊富です。

「おから」の使い方

大豆の搾りかすを指して使用する言葉です。

「卯の花」と「おから」の違い

「卯の花」と「おから」の違い

豆腐や豆乳を作るときにでてくる繊維質を多く含んでいるものという点が同じです。

野菜や調味料とともに炒め煮されたものは「卯の花」と呼ぶこともあります。

「卯の花」の例文

「卯の花」の例文

・『お弁当に卯の花を入れる』
・『卯の花を作った』
・『卯の花を購入する』
・『卯の花が好物』

「おから」の例文

「おから」の例文

・『おから入りのクッキー』
・『おからを使ってケーキを作る』
・『豆腐屋でおからを購入する』
・『おからばかり食べている』

まとめ

まとめ

豆腐や豆乳を作る際にでるかすという意味が同じです。

調理されたものを「卯の花」と呼ぶことが一般的です。