「異常」と「異例」の違いを分かりやすく解釈

「異常」と「異例」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「異常」「異例」の違いを分かりやすく説明していきます。

「異常」とは?

「異常(いじょう)」とは、「普通ではないこと・正常ではないこと」を意味している表現です。

「異常」という言葉は、「いつもとは違っていて普通ではないこと」「正常ではなくておかしいと感じるさま」を意味しているのです。

例えば、「異常事態が起こってパニックになりました」「異常な性格をしている男でした」といった例文で使用することができます。

「異例」とは?

「異例(いれい)」とは、「今までに前例がないこと・過去に同じような物事の例がないこと」を意味している言葉です。

「異例」という表現には、「普通(当たり前)とは異なっている例・普通ではない例」の意味合いもあります。

例えば、「異例の甘い処分に対して批判が起こりました」「10万円もの定額給付金が給付されるのは異例です」などの文章で使われます。

「異常」と「異例」の違い!

「異常」「異例」の違いを、分かりやすく解説します。

「異常」「異例」「普段とは異なっている・普通ではない」という意味合いを持っている点では似ていますが、「異常」という表現は「正常ではないこと・普通ではないこと」の意味合いに重点が置かれています。

「異常」に対して「異例」という言葉は、「過去に前例がないこと・普通(当たり前)とは異なっている例であること」に意味の重点が置かれているという違いを指摘できます。

例えば、「夏の甲子園大会(高校野球)が中止されるのは異例です」という文章は「過去に中止された前例がないこと」を意味しています。

これを「夏の甲子園大会が中止されるのは異常です」という文章にすると、「大会を中止すること自体が正常ではないこと(あってはならないこと)」のニュアンスになる違いがあります。

まとめ

「異常」「異例」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「異常」とは「正常ではないこと・普通ではないさま」を意味していて、「異例」「今までにほとんど同じような例がないこと・普通とは違っている例」を意味している違いがあります。

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