「幼稚園」と「保育園」の違いとは？分かりやすく解釈

「幼稚園」と「保育園」は似ていますが、一体どの様な点が違うのでしょうか。

それぞれの意味や概要についても併せて紹介します。

「幼稚園」とは?意味や概要

「幼稚園」の意味と概要について紹介します。

「幼稚園」は、文部科学省が管轄する教育機関です。

小学校に就学する前の子供に適した教育を受けさせることを目的として設立されています。

「幼稚園」の教育課程は、「幼稚園教育要領」で定められていて、公立・私立どちらも指針や目当ては同じです。

3才~5才の未就学児に対して教育が行われ、主に「自我に対する意識」や「集団行動が取れる様になる」など、小学校に入学してからスムーズに集団行動がとれる様にしています。

「保育園」の意味と概要について紹介します。

「保育園」は、厚生労働省が管轄する児童福祉施設です。

保育を必要とする子供の為に、身の回りの世話をしながら教育が行われます。

「保育園」は、各家庭の「保育を必要とする度合い」を基準に入所できるるシステムです。

最近では共働きの家庭で、希望をしても中々入所できないことが社会問題にもなっています。

身の回りの世話など生活援助が大きいのですが、最近では幼稚園と同様に未就学児に対して教育をするところも増えています。

「幼稚園」と「保育園」の違いを紹介します。

「幼稚園」は「文部科学省が管轄している学校教育施設」です。

「保育園」は「厚生労働省が管轄している児童福祉施設」です。

この2つは管轄が違うので、システムも違ってくるのです。

「幼稚園」の先生は「幼稚園教諭」という資格を持っています。

「保育園」の先生は「保育士資格」を持った「保育士」です。

どちらもスイッチできない資格です。

「幼稚園」の保育時間は「標準4時間以上」で、保育日数は「39週を下らない」と決まっています。

「保育園」の保育時間は「原則8時間以上」で、保育日数に基準はありません。

「幼稚園」には夏休みなどがありますが、保育園は日曜日や祝日以外は保育を行っているのです。

「幼稚園」は「小学校に就学した時にスムーズに学習ができること」を目的としています。

「保育園」は「基本的に生活面の指導」を目的としています。

「幼稚園」と「保育園」には上記の他にも数多くの違いがあります。

利用する時にはしっかりと調べてからにしましょう。