「心待ちにする」と「楽しみにする」の違いを分かりやすく解釈

「心待ちにする」と「楽しみにする」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「心待ちにする」「楽しみにする」の違いを分かりやすく説明していきます。

「心待ちにする」とは?

「心待ちにする」とは、何かしらの期待を持って、心の中で待っているという意味になります。

人によって、いいことを期待したり、悪いことを期待したりと内容は様々なのです。

「彼から返事が来ることを心待ちにする」「練習が苦しくて、先生の用事で部活動が休みになることを、心待ちにするようになった」「ライバルが失敗することを心待ちにするなんて、僕は小さい人間だ」などと、使います。

「楽しみにする」とは?

「楽しみにする」とは、楽しいだろうと思うことを待つこと、またそのように感じることを言います。

「年末の海外旅行を楽しみにする」「孫の成長を老後の楽しみにする」「今はショックが大きくて、今後楽しみにすることが思い浮かばない」などと、使います。

「心待ちにする」と「楽しみにする」の違い!

「心待ちにする」「楽しみにする」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉はどちらも、未来のことを待つといった意味合いでは同じです。

ですが、微妙な違いがありますので、内容によって使い分けた方がいいでしょう。

まず「心待ちにする」ですが、これは期待を持って心の中で待つことを言います。

通常は良いことや、楽しみなことに対して使うのですが、場合によっては悪い結果を期待して待つといったこともありえるわけです。

例えば自分を苦しめた相手、恨みがある相手に対しては「僕は、彼が失脚する日を心待ちにする日々を送っている」「彼女はあちこちで恨みを買っているから、不幸を心待ちにしている人間は沢山いるだろう」といった言い方もできます。

できればこのような使い方はしたくないものです。

一方の「楽しみにする」とは、楽しいだろうなという想像のもと、待つことを言います。

「旅行を楽しみにする」「彼と再会する日を楽しみにする」という風に使います。

まとめますと「心待ちにするは、ある期待を持ち心の中で待つ」「楽しみにするは、楽しいだろうなと思って待つ」ということになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「心待ちにする」「楽しみにする」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

どちらも「待つ」という意味合いがあります。

それぞれの意味を理解してふさわしい方を選ぶようにしましょう。