この記事では、「言う」と「話す」の違いを分かりやすく説明していきます。
「言う」とは?
「言う(いう)」とは、「口頭・言葉で表現すること」や「言葉以外の手段も含めて表現すること」を意味しています。
例えば、「お礼の言葉を言いました」や「権力にものを言わせる」といった例文で使えます。
また「言う」という表現には「音が鳴ること」の意味があり、「窓ガラスが強風でガタガタ言っています」のような文章で使われます。
「言う」の意味として「名付けること」もあり、「カラスと言う狡猾な動物」などの例文で使用可能です。
「話す」とは?
「話す(はなす)」とは、「ある程度の長さ・まとまりがある内容を口頭で表現すること」や「説明的に言葉で表現すること」を意味しています。
例えば、「今日は、地球温暖化の問題について話させてもらいます」のような例文で使うことができます。
さらに「話す」には、「相手がいて会話をすること」といった意味も持っています。
例えば、「友達と二人でずっと話していました」といった文章で使用されるのです。
「言う」と「話す」の違い!
「言う」と「話す」の違いを、分かりやすく解説します。
「言う」も「話す」も「言葉を口から発すること」を意味しているということでは共通していますが、「言う」は「短い内容も含めて口で表現すること」を意味していて、「話す」は「ある程度長くてまとまった内容を口で表現すること」を意味している違いがあります。
「言う」は「一人で表現する場合・一方的に伝達する場合」にも使えますが、「話す」は「一人・一方的な言葉の表現」には使いにくい違いも指摘できます。
「言う」は「一人の一方的な行為」で、「話す」は「他者のいる協調的な行為」である違いがあります。
また「言う」は「話す」にはない、「歯がガチガチ言う」のように「音がすること」、「アメリカと言う国」のように「名付ける」といった意味合いも持っています。
まとめ
「言う」と「話す」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「言う」とは「短い内容も含めて口頭で表現すること」や「一人で一方的に表現すること」を意味していて、「話す」は「ある程度の長さがあるまとまった内容を表現すること」や「他者がいて会話をすること」を意味している違いがあります。
「言う」と「話す」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。