この記事では、仮想通貨の「マイニングファーム」と「マイニングプール」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マイニングファーム」とは?
仮想通貨は、「マイニング」(発掘)によって、新たに生み出すことができる仕組みとなっています。
どの仮想通貨でも行えるという訳でもありませんが、ビットコインやイーサリアムなどの中央管理組織(発行、管理元)が存在しないオープンソースによる通貨では、誰でも自由にそれが可能となっています。
それを企業が大規模なシステムによって行っているのが、この「マイニングファーム」です。
国内では、DMMマイニングファームが有名で、1000台を超えるコンピュータによって24時間体制でそれが行われています。
尚、この施設は一般の見学も可能となっています。
発掘された仮想通貨はその企業の所有となり、それをビジネスとして行っていると考えてください。
「マイニングプール」とは?
「マイニングプール」とは、出資者を募って行われる比較的大きな規模でのマイニングのことです。
「マイニングファーム」は、施設として所有する企業が自社の利益の為に運営していますが、こちらの「マイニングプール」は、複数の人間が出資して運営され、発掘された仮想通貨はその割合に応じて配分されるという具合になります。
途中から出資者として参加することも可能で、個人で行うより効率がいいのは間違いない為、「投資」の1つだと考えることができます。
「マイニングファーム」と「マイニングプール」の違い
「マイニングファーム」と「マイニングプール」の違いを、分かりやすく解説します。
「マイニングファーム」は、企業が行っている仮想通貨のマイニング施設のことで、 「マイニングプール」は、規模としてそこまではいかない、複数の人間の共同出資になるマイニング施設(組織)です。
個人で行うより格段に効率が高く、「マイニングプール」には個人での参加が可能な為、先のように投資行為としても注目されています。
まとめ
「マイニングファーム」と「マイニングプール」は、このように違います。
どの仮想通貨も、埋蔵量(今後取得できる量)は限られている為、その多くが出尽くしたと思われると、共に別の仮想通貨のマイニングが行われます。
最初から同時にいくつものマイニングを行っている場合も少なくなく、市場価値の高いものがターゲットになるのは言うまでもありません。