「落第」と「留年」の違いとは?分かりやすく解釈

「落第」と「留年」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「落第」「留年」の違いを分かりやすく説明していきます。

「落第」とは?

「落第」とは?

「落第」とは、試験、審査に合格しないことという意味と、上の学年に進級できないことという意味があります。

また一定の水準に達していないということでもあります。

「近所の連中から、落第生という目で見られて恥ずかしい」「彼女の恋人として、君はまったく落第だ」「これ以上落第すれば、親から仕送りを止められる」などと、使います。

「留年」とは?

「留年」とは?

「留年」とは、学生が進級、卒業に必要な単位が取れず、足りず、同じ学年に留まる状態を言います。

「留年」は、病気、怪我などにより出席日数が足りていない、本人が学校に行けない事情があったなど、色々な理由が考えられます。

必ずしもさぼっていた、勉強ができなかったというだけではないのです。

「無理に卒業するより、留年して余裕を持って勉強したい」「残念ながら、進級できず留年ということになった」などと、使います。

「落第」と「留年」の違い!

「落第」と「留年」の違い!

「落第」「留年」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉は、どちらも上の学年に進級できないという意味では共通しています。

ただそれ以外の意味、ニュアンスが違いますので、ふさわしい方を選び使うようにしてください。

まず「落第」ですが、試験、審査に不合格になる、一定の水準に達していると認めないといった意味があります。

試験、審査に落ちたので上に上がれないといった時は「落第」という言葉を使います。

また当然備えていなければならないレベルにないといった時も「落第」と言います。

その際は「夫として、あなたは落第」「衛生面で落第のカフェ」などと使います。

一方で「留年」は、単位取得ができず同じ学年に留まるといった意味で使います。

単位取得ができない理由とは出席日数、試験、資格が取れなかったなど、が考えられます。

まとめますと「落第は不合格、上に進級できない、一定の水準にない」「留年は進級、卒業に必要な単位が取れていない為、同じ学年に留まる」となります。

「落第」の方が幅広い意味で使えると覚えておくといいでしょう。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「落第」「留年」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

同じ意味合いもありますが、違いを理解してふさわしい方を選び使うようにしてください。