「名目GDP」と「実質GDP」の違いとは?分かりやすく解釈

「名目GDP」と「実質GDP」の違い金融・経済

この記事では、「名目GDP」「実質GDP」の違いを分かりやすく説明していきます。

「名目GDP」とは?

「名目GDP」とは?

「名目GDP(めいもくじーでぃーぴー)」とは、「単純にその時の市場価格で、国内で生産されたモノ・サービスの付加価値を合計して評価したもの」を意味している経済用語です。

「名目GDP」というのは、「インフレやデフレといった物価変動の影響を考慮せずに、シンプルに国内で生産されたモノ・サービスの市場価格を合計した数字」なのです。

「GDP(国内総生産)」というのは、「Gross Domestic Products」の頭文字を取ったものです。

「実質GDP」とは?

「実質GDP」とは?

「実質GDP(じっしつじーでぃーぴー)」とは、「その時の市場価格の合計である名目GDPから物価変動の影響を取り除いた数字」を意味している経済用語です。

「実質GDP」というのは、「インフレやデフレといった物価変動の影響を差し引いた数字であるため、その年に生産されたモノ・サービスの本当の価値を反映したもの」と考えることができます。

「名目GDP」と「実質GDP」の違い!

「名目GDP」と「実質GDP」の違い!

「名目GDP」「実質GDP」の違いを、分かりやすく解説します。

「名目GDP」「実質GDP」も、「国内で生産されたモノおよびサービスの付加価値の合計であるGDP(国内総生産)」を評価するための経済用語であるという点では似ていますが、「物価変動(インフレ・デフレ)の影響を取り除いているか否か」が違っています。

「名目GDP」という経済用語は「単純にその時(年)の市場価格で、国内で生産されたモノ・サービスの付加価値を合計したもの」を意味していますが、「実質GDP」のほうは「名目GDPから物価変動の影響を差し引いた付加価値の評価」を意味している違いを指摘できます。

そのため、「実質GDP」のほうが「名目GDP」よりも経済の実態を反映している違いがあるのです。

まとめ

まとめ

「名目GDP」「実質GDP」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「名目GDP」とは「国内で生産された付加価値の合計であるGDPを、その時の市場価格で計算したもの」を意味していて、「実質GDP」「名目GDPから物価の変動による影響を取り除いたもの」を意味している違いがあります。

「名目GDP」「実質GDP」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。