この記事では、「利息」と「金利」の違いを分かりやすく説明していきます。
「利息」とは?
「利息」とは、金銭を借用した際にその金額や期間に応じて、それとは別に支払う必要のある金銭のこととして使われます。
金銭以外の借用時に、同じく金銭以外のものとして使うこともできる言葉で、例えば、「ずっとタブレットを借りていたから、その利息としてラーメンでも奢るよ」などとも用いることができます。
金銭の借用については、「利息制限法」という法律が制定されており、年率にして20%が上限だと決められています(借用が10万円未満の場合です)。
これは、業者や個人間に関係なく適用されるもので、個人間の貸し借りでもこれを超える「利息」は請求できません。
「金利」とは?
「金利」は、先の「利息」で金銭が対象になる場合に使う言葉です。
よって、それに関しては「利息」と一緒の意味になり、「色々なカードローンがあるが、少しでも金利が安い所から借りよう」といった使い方ができる言葉です。
「利息」でも同様ですが、年率20%で5万円を30日間借りた場合の「金利」は、約820円になります。
これには計算式があり、1年が365日と366日の場合が若干ですが異なります(上の例で、正確には365日の場合は821円で、366日なら819円です)。
「利息」と「金利」の違い
「利息」と「金利」の違いを、分かりやすく解説します。
これらは金銭が対象の場合には、全く同じ意味になり、「利息」の方が少し広く使える言葉だという違いです。
また、これは俗的な解釈になりますが、貸す側は「金利」、借りる側は「利息」と使う傾向があります。
もちろん逆にしても通りますが、これも覚えておくといいかも知れません。
まとめ
「利息」と「金利」は、このような言葉です。
特に先に約束が無かった場合でも、年率にして5%は後からでも請求することができると決められています。