この記事では、「地主」と「家主」の違いを分かりやすく説明していきます。
「地主」とは?
「地主」の意味と概要について紹介します。
「地主」の意味
「地主」は「じぬし」と読みます。
意味は、「自己の土地を所有していて、農地など人に貸し付けたりして、地代を得ている人のと」です。
「地主」の概要
「地主」は、自分で土地を持っていて、農地や宅地として人に貸し付けて、地代を収入源として生活する人のことを言います。
「地主」は元々、支配階級である領主が農奴を管理して、地代を集めていたという歴史があり、「封建制」としても知られています。
近代になり「資本主義」が進み、戦後には農地改革が進められ、富裕層が小作人から買い集めた土地を広く所有する様になりました。
現在では「地主」と言えば地元の名士で、農地や宅地、駐車場などに土地を貸し出しています。
「家主」とは?
「家主」の意味と概要について紹介します。
「家主」の意味
「家主」は「やぬし」と読みます。
意味は「賃貸物件の所有者」「一家の主人」のことです。
「家主」の概要
「家主」とは、その家の主人ことを言います。
持ち家の場合、一家の主人のことを言い、賃貸物件の場合は所有者のことを言います。
賃貸物件の場合は「大家」と言われることが多く、物件の賃料を収入としています。
昔は同じ物件に「家主」が住んでいることが多かったのですが、最近では「家主」がマンションやアパートを、不動産会社に委託して賃貸管理を行うことが多く、全く別の場所に住んでいて顔を合わせないことも多くなっています。
また、「借地」の場合、「地主」と「家主」が違うことなります。
「地主」と「家主」の違い!
「地主」は「土地の所有者のこと」です。
「家主」は「物件の所有者のこと」です。
まとめ
今回は「地主」と「家主」の違いをお伝えしました。
「地主は土地の持主」、「家主は家の持主」と覚えておきましょう。
