この記事では、「朗らか」と「明るい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「朗らか」とは?
「朗らか」は「ほがらか」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「心にひっかかるものがなく、晴れ晴れとしている様子」という意味で、執着心やこだわりなどがなく、晴れやかな様子を言います。
2つ目は「日差しが十分で光っている様子」という意味で、好天気で空が晴れ渡っている様子を言います。
3つ目は「光に満ちて開けている様子」という意味で、遮るものがなく、すっきりと見渡せる様子を言います。
4つ目は「はっきりしている様子」という意味で、あいまいな部分がない様子を言います。
上記に共通するのは「すっきり晴れやかな様子」という意味です。
「朗らか」の使い方
「朗らか」は「心にひっかかるものがなく、晴れ晴れとしている様子」「日差しが十分で光っている様子」「光に満ちて開けている様子」「はっきりしている様子」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「朗らかだ・である」使われたり、形容詞として「朗らかな」と使われたり、副詞として「朗らかに」と使われたりします。
基本的に、快活で晴れ晴れとしている様子に使われる言葉です。
「明るい」とは?
「明るい」は「あかるい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「光が強く差してくっきり物がよく見える状態」という意味で、光が十分にあたってよく見える様子を言います。
2つ目は「将来に希望が持てる様子」という意味で、好ましい未来が予想できる様子を言います。
3つ目は「性格や表情などが陽気な様子」という意味で、生き生きとして晴れやかな様子を言います。
4つ目は「公明正大であること」という意味で、やましいところがない様子を言います。
5つ目は「そのものごとに通じている様子」という意味で、知識や経験が豊富なことを言います。
上記に共通するのは「はっきりとして好ましい様子」という意味です。
「明るい」の使い方
「明るい」は「光が強く差してくっきり物がよく見える状態」「将来に希望が持てる様子」「性格や表情などが陽気な様子」「公明正大であること」「そのものごとに通じている様子」という意味で使われます。
形容詞として使われたり、副詞として「明るく」と使われたり、名詞として「明るさ」と使われたりします。
基本的に、光が当たってはっきり見える様子から転じて、晴れやかで好ましい様子に使われます。
「朗らか」と「明るい」の違い
「朗らか」は「快活で晴れ晴れとしている様子」という意味です。
「明るい」は「光が当たってはっきり見える様子」「晴れやかで好ましい様子」という意味です。
「朗らか」の例文
・『彼女は朗らかな性格で好かれている』
・『連休は朗らかなお天気に恵まれた』
・『彼は誰に対しても朗らかに対応する』
・『私が謝罪すると彼女は朗らかに笑って許してくれた』
「明るい」の例文
・『今夜は月がやけに明るい』
・『誰もが明るい未来になって欲しいと望んでいる』
・『常に笑顔の絶えない明るい家庭を築きたい』
・『彼はコンピュータに明るいので役立つ存在だ』
まとめ
今回は「朗らか」と「明るい」について紹介しました。
「朗らか」は「快活で晴れ晴れとしている」、「明るい」は「光り輝いている」と覚えておきましょう。