この記事では、「寒い」と「寒気」の違いを分かりやすく説明していきます。
「寒い」とは?
「寒い」には6つの意味があります。
1つめは気温が非常に低く不快に感じられることです。
何度という定義はなく、主観的なものになります。
日本の場合、1月、2月の屋外がこの言葉が指す状態です。
2つめは、怖い、不安などを感じて震えあがるです。
夏になると怪談話がテレビで放送されることがよくあります。
怖い話を聞くと身震いしたくなります。
そのような状態を意味しています。
3つめは、空虚感があって寂しい気持ちになるです。
この意味は心の状態を指します。
好きな人にふられてしまったとき、ひどい言葉を投げられたとき、一人ぼっちりいるときなどに、このような状態になることがあります。
「心が寒い」と表現します。
4つめはみすぼらしい、内容が貧弱であるのです。
この意味では「おさむい」の形で使われます。
5つめは、ぜんぜん面白くないです。
おやじギャクを聞いて「さむ」などいいますが、そのことを指しています。
6つめは金銭が十分でないです。
「寒い」の使い方
いくつもの意味があり、さまざまな場面で使われていますが、主に優しさ、あたたかさ、心地よさなどを感じられないことに使用をします。
実際には大気の温度が低下していないときのこともいいます。
「寒気」とは?
「かんき」と「さむけ」の2通りの読み方がありますが、ここでは「さむけ」と読んだ場合で解説をします。
「寒気」には2つの意味があります。
ひとつは、気温が非常に低く不快に感じることです。
大気が体に触れて、非常にひんやりと感じるさまを指します。
日本の場合は1月や2月ころの屋外がこのような状態です。
もう一つの意味は、病気、恐怖、嫌悪感などによって、体がぶるっとするように感じることです。
風邪には、熱が高くなって熱く感じるものと、ぶるぶるとするようなものがあります。
この言葉が意味しているのは後者です。
また、怖い話を聞いたときには、実際に大気の温度が下がっていないのに、ぶるぶる震えるような感じがします。
こういったさまも指します。
「寒気」の使い方
気温が低く感じることや、そのようなときと同じような不快感を覚えることを指して使用します。
「寒い」と「寒気」の違い
気温が低いという意味が同じです。
また、恐怖で震えあがるという意味も似ています。
前者は懐具合のことや面白くない意味があり、後者には風邪などによって震える感じの意味がある点が異なります。
「寒い」の例文
・『寒い日が続く』
・『寒いのは苦手だ』
・『寒いときには温かいココアを飲みたい』
・『外は寒い』
「寒気」の例文
・『寒気を感じる』
・『風邪による寒気』
・『寒気がおさまらない』
・『恐ろしくて寒気がする』
まとめ
気温が低くいことや、恐怖などで震えることの意味が同じです。
どちらの言葉にも他の意味があり、その点に違いがあります。