この記事では、「協力」と「支援」の違いを分かりやすく説明していきます。
「協力」とは?
「協力」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「協力」は「きょうりょく」と読みます。
「協力」は「力を合わせて事に当たること」という意味があります。
何かをするときに、力を合わせることを意味します。
例えば、重いものを運ぶとき、力を合わせる場合は、「協力して重いものを運ぶ」と表現できます。
また、選挙に勝つために、複数の党が力を合わせて選挙戦を戦うとき、「複数の党が、選挙協力をする」などと言います。
また、子育てをするときは、夫と妻が、力を合わせて子育てに当たっていきます。
そのため、「夫婦で協力して子育てをする」などと言えます。
また、コロナ感染などの感染症で被害を大きくしないためには、国や市区町村が頑張るだけでなく、市民が力を合わせて感染を防ぐよう事に当たる必要があります。
このような時、「国や地方自治体、市民が協力して、コロナに対抗する」などという文章を作ることができます。
「支援」とは?
「支援」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「支援」は「しえん」と読みます。
「支援」は「力を貸して助けること」という意味があります。
例えば、貧しい子供が満足な食事もとれていない場合、団体や個人が、食事を用意するなど力を貸して助けようとします。
このような場面を「貧しい子供を支援する団体」などと言います。
また、大規模な災害などがあった場合は、国民が力を貸して助けるため、募金活動などが行われます。
このような場合、「災害の支援金を集める」などと言います。
結婚式の披露宴のスピーチでは、新郎新婦が出席者に、今後も力を貸して助けてくださいという趣旨で、「ご支援のほどをよろしくお願いいたします」などと言います。
さらに、最前線で頑張っている人を、資金面などで力を貸して助ける時、「後方支援をする」などと言うことがあります。
「協力」と「支援」の違い
「協力」と「支援」の違いを、分かりやすく解説します。
「協力」は「力を合わせて事に当たること」という意味があります。
一方で「支援」は「力を貸して助けること」という意味があります。
「協力」は、何かを成し遂げるために力を合わせる時、対等の関係になります。
子育てを協力して行うとき、妻と夫は対等の関係で、おなじくらい頑張る必要があるためです。
一方で、「支援」は、最前線で頑張る人を、後ろから支え、助けるという意味になります。
子育ての場合なら、妻や夫の親や兄弟が、時々子供を預かったり、資金を提供するなどして、「支援」します。
このように、事の矢面に立ち、事に当たる場合は「協力」という言葉を使い、後ろから助ける場合は「支援」という言葉を使うことができます。
まとめ
「協力」と「支援」の違いについて見てきました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。