この記事では、思い込みと決めつけの違いを分かりやすく説明していきます。
思い込みとは?
「思い込み」【おもいこみ】とは、他人に言われたことを深く信じ込み、いつまでも考えてしまうことを意味します。
普通の考えの人であればいちいち言われても気にしない忠告を鵜呑みにしてしまい、自分が悪かったと思い悩むのでいつまでも落ち込み、他のことが手に付かなくなります。
このような人は自分が正しいと信じきっているところがあり、言動や行動に間違いはなく、それが真実だと思っているところがあり、説得するのに時間がかかってしまうのです。
また、人から嘘であることを言われても信じ込むため、他人の扱いが面倒だと思わせてしまい、寄せ付けないところが人を寄せつけません。
主な言葉の使い方は「思い込みが激しい人」「酷い思い込みをする人だ」と一つの固定観念にとらわれている者に対して使われている言葉です。
決めつけとは?
「決めつけ」【きめつけ】とは、一方的に自分がこうだと考えては判断してしまうさまを意味する言葉です。
こうだと思ったらその答えは正しいと独断で判断して決めつけてしまいますので、相手がいくら正しい答えを伝えても頑なに受け入れようとしません。
そんな決めつけをする人は自分で物事をこうだと断定してしまうところがあり、周囲の人を困らせては迷惑をかけてしまう場合もあります。
思い込みと決めつけの違い
思い込みと決めつけの違いを、分かりやすく解説します。
自分の能力ではどうせできないと思い、信じ込んでしまっているその気持ちを思い込みといい、一方的に物事に対してこうだろうと考えてしまうその行為を決めつけという違いがあります。
また、偏った考えをしてしまうその行為を思い込みといい、勝手に自己判断し、固定観念を持つその行為は決めつけと覚えておくといいでしょう。
思い込みの例文
・自分にはできないと悪い方向に物事を考える思い込みが激しい人は周囲から孤立する。
・思い込みばかりする人は自らの人生を前向きに生きられないので気の毒だ。
実際にやってみなければ分からないようなこともできないと思う人は、挑戦する前からあきらめてしまうところがあり、職場ではやる気がないと感じさせ、仕事をまわしてもらえないという問題が起きる場合があります。
また、思い込みが酷い人は最後まで頑張ろうと思わないため中途半端に物事を終わらせてしまい、何事も身に付かないまま終わってしまうのも特徴的です。
決めつけの例文
・決めつけて話してくる人は相手の話を聞かないところがあるので困る。
・勝手に判断して行動する決めつけの激しい人とは団体行動が難しい。
最初から自分の意見の方が正しいと思って話をする人は相手の意見などまったく聞かないので、このような人とは仕事していくのも難しいと感じます。
また、勝手に判断してしまい、独断で判断して行動するは自分勝手に動いてしまうため、グループで同時に行動できないところが喧嘩の原因となってしまうのです。
まとめ
早まった認識して、自らのやる気を失わせる思い込みで決めつける行為は転職する機会を失い、出会いのチャンスを逃すことにもつながる場合があります。
勝手に決めつけるのではなく、まずは自分でやれそうなことを挑戦してみて、頑張れそうであれば最後までやり遂げ、乗り越えられる人になりましょう。
