この記事では、「昇給」と「昇格」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉の意味と、違いはどのようなものでしょうか。
「昇給」とは?
「昇給」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「昇給」は「しょうきゅう」と読みます。
「昇給」は「給料が上がること」という意味があります。
ちなみに「昇給」の反対語は「降給(こうきゅう)」で、給料が下がることを意味します。
「給料」は、労働者や使用人などに対して、雇い主が支払う報酬のことを意味します。
例えば、会社員は労働者ですから、会社から支払われる報酬を「給料」と言います。
例えば、手取り20万円の給料が、翌月から21万円に上がる場合は、「来月から1万円の昇給が決まった」と言うことができます。
プロ野球選手の場合は、毎年シーズオフになると、おおよその給料が発表されます。
年俸1億円の選手が、投球や打撃で活躍すると、翌年の年棒が大幅に上がることがあります。
この場合、「年棒が2億円に昇給した」などと言うことができます。
このように、給料が上がった時、「昇給」という言葉を使うことができます。
「昇格」とは?
「昇格」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「昇格」は「しょうかく」と読みます。
「昇格」は「格式や階級などが上がること。
また、上げること」という意味があります。
反対語になるのが「降格(こうかく)」で、格式や階級が下がることを示唆します。
会社の人事で、課長から部長になる時、階級が上がるため、「部長に昇格する」と表現できます。
また野球選手が、二軍から一軍に活躍の舞台を移すとき、階級が上がるため、「一軍に昇格する」と言います。
初めて一軍に上がるときは「初昇格する」などと言われます。
またサッカーのJリーグでは、J1、J2とリーグが格付けされています。
J2で優勝などをすると、J1で試合ができるようになります。
この時、「J2優勝によって、J1 に昇格する」などという文章を作ることができます。
このように、格式や階級があがるとき、「昇書く」という言葉を使ってみましょう。
「昇給」と「昇格」の違い
「昇給」と「昇格」の違いを、分かりやすく解説します。
「昇給」は「しょうきゅう」と読みます。
一方の「昇格」は「格式や階級などが上がること。
また、上げること」という意味があります。
どちらも嬉しい出来事ですが、「昇給」は、「給料が上がること」の身を意味し、「昇格」は、係長が課長になるなど、階級が上がることを示唆します。
「昇格」をすれば、「昇給」をする可能性があるため、「昇格」と「昇給」はセットのことが多いかもしれません。
このように、給料が上がるとき、「昇給」を使い、格式や階級が上がるときは「昇格」という言葉を使ってみましょう。
まとめ
「昇給」と「昇格」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な違いがありました。
意味の違いを知ることで、混同せずに使いこなせるようになりそうです。