この記事では、「カプチーノ」と「エスプレッソ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カプチーノ」とは?
「カプチーノ」はイタリア語の「cappuccino」のカタカナ表記で、日本でもすっかりおなじみの言葉になっています。
元々はイタリアで好んで飲まれていたコーヒーの飲み方ですが、現在では世界の至る所で「カプチーノ」を口にするのが可能になっています。
「エスプレッソ」という抽出方法で入れたコーヒーの上に、しっかりと泡だてられたクリーム状の牛乳が乗せられています。
クリームに装飾してたりと、おしゃれな雰囲気が楽しめる飲み物として、若い人たちからは人気があります。
カフェなどでは「カプチーノ」を飲みながらおしゃべりしたり、仕事したりしている人を多く目にします。
しかしイタリアではふわふわとしたクリーム状の牛乳が乗ったこの「カプチーノ」を飲むのは通常午前中のみです。
どちらかと言えばカプチーノは朝食用の飲み物なのです。
「エスプレッソ」とは?
「エスプレッソ」は「espresso」というイタリア語のカタカナ表記です。
この言葉も日本ではすっかりおなじみになっています。
「エスプレッソ」はイタリアで発明されたコーヒーの抽出方法です。
一般のフィルターコーヒーで濾(こ)すのではなく、圧力をかけて抽出するために、非常に深い味わいが得られます。
アメリカンコーヒーといった、フィルターで入れしかも薄めのコーヒーが好きな人は、「濃過ぎて飲めない」となります。
しかし「エスプレッソ」好きにとっては、にクレマと呼ばれるカップの中の表面の細かい泡と深い香りは、無くてはならないものです。
ちなみにイタリア以外でも、スペイン、ポルトガル、フランス、スイス、ギリシャ、ブルガリアなど南ヨーロッパでは、圧力で抽出する方法が一般的です。
そのために「コーヒー」と注文すると「エスプレッソ」が出てくるので注意が必要です。
日本で飲むような濃さのコーヒーが飲みたいなら、「アメリカーノ」と注文しましょう。
そうするとエスプレッソコーヒーにお湯を足して薄めたものが出てきます。
「カプチーノ」と「エスプレッソ」の違い
「カプチーノ」と「エスプレッソ」の違いを、分かりやすく解説します。
「カプチーノ」と「エスプレッソ」の違いですが、「カプチーノ」は「エスプレッソ」の上にクリーム状になった牛乳が乗せられた飲み物で、このクリーム状の牛乳がないものが、「エスプレッソ」になります。
他にも「カフェラッテ」という牛乳が使われたものがありますが、「エスプレッソ」「カフェラッテ」の違いは、使われている牛乳の量になります。
「カフェラッテ」の方が牛乳の使用量が多いので、「カフェラッテ」よりまろやかな味になります。
まとめ
「カプチーノ」と「エスプレッソ」はどちらもすっかり日本人の生活の中に根付いている飲み物です。
日本でも美味しい「カプチーノ」と「エスプレッソ」が飲めますが、機会があればぜひ本場イタリアでもこれらの美味しいコーヒーを試してみましょう。