この記事では、「アイヌの涙」と「ハッカ油」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アイヌの涙」とは?
国産の原料を使用した天然ハッカ油のことです。
探偵ナイトスクープというテレビ番組で紹介され、話題になりました。
原料はシソ科ハッカ属のハッカソウという植物です。
北海道の契約農家に栽培をしてもらっています。
青い遮光瓶に入っており、1滴ずつ取り出せるようになっています。
主な使い方は入浴剤です。
ハッカソウはミントの仲間です。
ミント味のガムや歯磨き粉を口にするとスースーとします。
これは、ミントに含まれるメントールという成分の働きによるものです。
入浴剤として使用をすると、メントールが肌に作用をしてスースーと感じます。
熱いお風呂も涼しく感じられるのです。
入浴剤として使用する場合、1回当たりの使用量は2~3滴が目安です。
湯船に入れ過ぎてしまうと、寒く感じることがあります。
また、肌に刺激になる場合もあります。
その他にも、マスクスプレー、虫よけスプレー、除菌スプレーなどとしても使用できます。
「アイヌの涙」の使い方
北海道の契約農家に栽培してもらったハッカソウを使用した、国産のハッカ油を指して使用する言葉です。
製品名です。
「ハッカ油」とは?
シソ科ハッカ属の植物から得られる精油です。
シソ科ハッカ属にはいくつもの種類の植物が属していますが、その中のハッカソウという種類の植物から精油を抽出しています。
使用するのは植物の葉の部分です。
水蒸気蒸留法という方法を用います。
乾燥させたハッカソウを専用の容器に入れて蒸気を当てます。
蒸気が植物を通過すると、植物に含まれる成分が一緒にでてきます。
この時点では精油と蒸気が混ざっています。
これを冷やすと水と精油を分離することができます。
「ハッカ油」は水に混ぜ合わせて消臭スプレーや虫よけスプレーとして使用することができます。
必ず薄めて使用をし、直接肌に付着させてはいけません。
ミント味のガムやチョコレートなどがあるので、「ハッカ油」を食べられそうな気がしますが、精油は成分が非常に濃縮されているため、食べてはいけません。
「ハッカ油」の使い方
シソ科ハッカ属の植物から得られる精油のことです。
「アイヌの涙」と「ハッカ油」の違い
どちらもシソ科ハッカ属の植物から得られる精油です。
ハッカソウから抽出をしています。
同じように使うことができます。
前者は商品名です。
「アイヌの涙」の例文
・『アイヌの涙を手に入れる』
・『アイヌの涙をお風呂に入れる』
・『アイヌの涙の香りが好き』
・『通販でアイヌの涙を購入する』
「ハッカ油」の例文
・『ハッカ油を使ったスプレー』
・『ハッカ油を薬局で購入する』
・『ハッカ油を使って手浴をする』
・『ハッカ油のスースーとした香り』
まとめ
どちらも同じ植物から抽出した精油で、同じように使うことができます。
一方は製品名、もう一方は一般名称です。