この記事では、「コチジャン」と「豆板醤」の違いを分かりやすく説明していきます。
「コチジャン」とは?
「コチジャン」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「コチジャン」はもともと朝鮮語になります。
「コチジャン」は「甘辛い味の唐辛子味噌」を意味します。
赤い色をした味噌で、もち米、米麹、唐辛子と塩を発酵させて作ります。
韓流ドラマや映画のヒットで、朝鮮料理を目にする機会が増えましたが、どの料理にも必ずといっていいほど入っているのが「コチジャン」です。
日本でいう、醤油のように、どの料理にも頻繁に使われています。
タッカルビやビビンバ、キムチ、トッポギ、プルコギ、チゲ、サムギョプサル冷麺などにも、味付けやタレなどとして、「コチジャン」が使われています。
朝鮮料理が赤色なのは、赤唐辛子のせいもありますが、「コチジャン」の色が溶けだしていると考えて間違いないでしょう。
韓国の人が海外旅行に行くときは、「コチジャン」のチューブなどを持っていくほど、愛されている調味料となります。
「豆板醤」とは?
「豆板醤」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「豆板醤」は「とうばんじゃん」と読みます。
「豆板醤」はもともと中国語で、「唐辛子味噌」という意味があります。
ソラマメ、唐辛子、塩を発酵させた、辛い味噌を指します。
中国料理には欠かせない調味料として人気があります。
特に中国の四川省で作られている「四川料理」には、「豆板醤」が無くてはならない調味料となっています。
例えば、麻婆豆腐やタンタンメン、回鍋肉や棒棒鶏などの四川料理には、豆板?が使われています。
四川省は東南アジアのような気候のため、高温多湿な環境で食欲を出すことができ、また発汗作用により涼しくなるような効果を狙って「豆板?」が多用されるようになったと考えることができます。
「コチジャン」と「豆板醤」の違い
「コチジャン」と「豆板醤」の違いを、分かりやすく解説します。
「コチジャン」は「甘辛い味の唐辛子味噌」を意味します。
「豆板醤」は「唐辛子味噌」という意味があります。
まず「コチジャン」は韓国生まれで、「豆板?」は、中国生まれという違いがあります。
また「コチジャン」は甘辛いのに対して、「豆板?」は塩辛いという味の違いもあります。
さらに材料にも違いがあります。
「コチジャン」はもち米を原材料にしていますが、「豆板?」はソラマメが原材料になっています。
そして、「コチジャン」は主に、キムチやプルコギなど、朝鮮料理に使われるのに対して、「豆板?」は、麻婆豆腐やタンタンメンなど、中華料理に使われるという大きな違いがあります。
まとめ
「コチジャン」と「豆板醤」の違いについて見てきました。
「コチジャン」は韓国の調味料で、甘辛いという特徴があるのに対して、「豆板?」は中国の調味料で、塩辛いという違いがあります。
調味料売り場でどちらを買うか悩んだ時に、思い出してみてはいかがでしょうか。