この記事では、「ポトフ」と「野菜スープ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ポトフ」とは?
フランスの家庭料理の一つで鍋に塊のままの牛肉(ソーセージを入れるアレンジも存在)、玉ねぎや人参、キャベツなどの野菜類に香辛料を入れて長時間煮込んだもので、家庭ではコンソメなどで味付けをします。
スープにあたる部分は澄んでおり、牛乳などを入れる料理ではありません。
主菜として食べることが出来るボリュームがあり、肉料理としてのニュアンスも強くなっています。
じゃがいもを入れるなどのアレンジがある料理ですが、魚を入れることは基本的にはしません。
基本的にはファミリーレストランで扱う料理ではなく、ポトフを中心に扱っているレストランがいくつか存在しています。
「野菜スープ」とは?
キャベツや人参、じゃがいもなど野菜が入っているスープ料理全般を指すため、非常に範囲が広くなっており、厳密な定義がありません。
コンソメでだしをとりキャベツ、じゃがいもが入っているものは確実に野菜スープということが出来ます。
例えば卵とベーコンが入ったスープは野菜スープではありませんが、ここにキャベツが入ると野菜スープと呼べなくもない存在になります。
牛乳を使ったもの、トマトを使ったものなどなども野菜スープと言えるものもあります。
マカロニを入れる、スパゲッティを入れるなどの工夫も可能です。
ポトフから牛肉またはソーセージを入れない料理は野菜スープと呼んでも差し支えないでしょう。
レトルトでも野菜スープはいくつか販売されており、レトルトでも多く販売されているコーンスープはコーンスープという独立した概念になっていると見ることが出来、コーンスープにキャベツや人参が入るとまた野菜スープとなるといえます。
なお、ミネストローネは具だくさんのスープという意味のイタリア語で、野菜スープの一種とみなすことが出来ます。
「ポトフ」と「野菜スープ」の違い
「ポトフ」と「野菜スープ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ポトフ」も家庭によって様々なアレンジがありますが、鍋に塊のままの牛肉またはソーセージ、玉ねぎや人参、キャベツなどの野菜類が入った料理で、何らかの肉類が入っていない場合はポトフから逸脱した料理と考えて良いでしょう。
また、牛乳やトマトによる味付けをした場合もポトフベースのオリジナル料理になります。
「野菜スープ」は厳密な定義がない料理ですが、切った野菜が入っているスープ料理であれば野菜スープということが出来るでしょう。
野菜がある程度主体となり、肉や魚料理として判断できない比率で野菜が入っていることが基本と言えます。
トマトや牛乳を使っても野菜スープと言えます。
まとめ
ポトフは明確に料理としての定義があり、野菜スープは千差万別と言った具合で定義もない料理となっていますが、ポトフにも野菜が入っており、ポトフと野菜スープを分ける定義は肉の塊が入っているかという点が大きいと言えます。