「天ぷら粉」と「小麦粉」の違いについて、詳しく解説していきます。
「天ぷら粉」とは?
「天ぷら粉」は、後述する「小麦粉」と「でん粉」、「卵の卵黄」が主な原料となっています。
このうちの「でん粉」とは「片栗粉」と同様の植物のカタクリから抽出された成分で作られています。
その為、この「天ぷら粉」がない場合に、先の小麦粉や卵の卵黄、片栗粉があれば、ほとんど変わらない代用品を作ることが可能です。
また、「天ぷら粉」として販売されている商品の多くには、着色料が使われてます。
もちろん食用のものですが、健康志向の人には、見た目をよく見せる為に本来の目的には必要のないそのようなものが入っているのが嫌で、前述のように自作している人も少なくありません。
「小麦粉」とは?
「小麦粉」は、「天ぷら粉」の原料となっているだけでなく、うどんやパスタ類、ラーメンの麺など色々な食材の原料として使われています。
パンやそうめんの原料ともなっており、これがないことには現在の日本の食文化は成り立たないと言っても過言ではありません。
別名に「メリケン粉」という呼び方があり、今ではあまり聞きませんが、年配の人の中にはそのように呼んでいる人も多いです。
意味は全く一緒で、この「メリケン」は、「アメリカ」の聞き間違いから付いた名前だと言われています(その昔に、アメリカからこれが入ってきた時に付いたようです)。
名前のように、小麦をひいて作られる白色の細かい粉ですが、カロリーが100グラム当たり約360キロカロリーとそれなりに高いのが特徴となっています。
このカロリーの数値はグラム当たりのご飯(炊いたお米)より高く、その点から、ダイエット方法としてこれを使った食品は避けるという「グルテンフリーダイエット」なるものも存在しています(このグルテンは、小麦やライ麦に多く含まれています)。
まとめ
このように、「天ぷら粉」の原料の1つが「小麦粉」で、その小麦粉は紹介したような様々な食材の原料ともなっています。